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ブダペストで日本酒とホタテの試飲・試食会、ジェトロなど開催(ハンガリー、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月15日 0時50分

日本酒造組合中央会とジェトロは3月7日、ハンガリー・ブダペスト市内のアナンタラ・ニューヨーク・パレス・ブダペスト・ホテルで、日本酒とホタテの試飲・試食イベントを開催した。レストラン経営者や輸入・卸業者など約70人が参加した。会場では酒蔵8社(明石酒類醸造、月山酒造、大門酒造、田治米、田中酒造店、人気酒造、三輪酒造、利休蔵)がブースを構え、計30種類の日本酒を披露。日本酒とホタテ料理の相性のよさも発信した。

冒頭の日本酒セミナーでは、日本酒造組合中央会の樋口菜乃葉マネジャーが日本酒の輸出動向や味わいなどについて説明するとともに、参加した酒蔵の紹介を行った。続いて、酒蔵8社による試飲商談会が開催され、地元の輸入卸業者やソムリエ、レストランオーナー、シェフなどと活発な商談が行われた。参加者の中には隣国チェコから駆け付けたバイヤーの姿も見られた。

参加者からは、「このように多くの酒蔵がハンガリーまで来てくれて驚いている。試飲のみならず、酒蔵の方から話を聞けたことで、日本酒の理解が深まり、関心が高まった」「実際に試飲して、日本酒の風味にもさまざまなタイプがあることを知った。それぞれに違いがありながら、どれも非常においしい」「熟成酒の複雑な味わいはとても魅力的で、周囲のレストラン関係者にも是非教えたい」といった声が聞かれた。参加した酒蔵からも、「持参した日本酒が全てなくなり、強い関心を持ってもらえた実感がある」「これまで未知だったハンガリー市場に対して、知見の深まる商談会だった」などの感想が寄せられた。

イベント後半のホタテセミナーでは、ジェトロ・ブダペスト事務所の宮内安成所長が、2月に実施した現地レストランと連携した日本産水産物を使ったキャンペーン(2024年3月1日記事参照)で複数の店舗がホタテの継続的な調達を表明するなど好評だったと言及。ブダペスト市内で料理学校(Culinary Institute of Europe)を経営するスティーブンソン・真紀最高経営責任者(CEO、日本食普及の親善大使)が日本産ホタテの特徴を紹介しつつ、来場者に3種類のホタテ料理を味わってもらった。

今回のイベントを通じて、当地の輸入卸業者からは、「以前、どこかの展示会で見かけて気になっていた日本酒と再会することができた。あらためて試飲して確信を得ることができた。是非ともハンガリーに輸入したい」「日本産ホタテの豊かな味わいに驚いた」といったコメントも寄せられた。ハンガリーでは日本酒をアルコール度数の高い蒸留酒と勘違いしている消費者も多いと言われているが、今後も現地関係者に正確な情報を伝えていくことや、相性のよい料理を合わせて紹介していくことで、さらなる日本酒の普及が期待される。

写真 試飲試食会(ジェトロ撮影)

試飲試食会(ジェトロ撮影)

写真 日本酒ブースでの試飲商談(日本酒造組合中央会撮影)

日本酒ブースでの試飲商談(日本酒造組合中央会撮影)

写真 会場で振る舞われた日本産ホタテ(ジェトロ撮影)

会場で振る舞われた日本産ホタテ(ジェトロ撮影)

(宮内安成、福士穂花)

(ハンガリー、日本)

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