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香港の国際厨芸学院、日本酒のペアリングに係る特別講義開催(香港、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月29日 1時25分

香港の「国際厨芸学院」〔International Culinary Institute(ICI)、注1〕は3月21日、日本酒のペアリングに係る特別講義「Introduction of Japanese Sake and Food Pairing by JETRO」を開催した。

ジェトロの海外コーディネーター(注2)を務めるアウ・ツィー・キュー氏が日本酒の作り方などの基本知識に加え、ホタテなどとのペアリングを実際に体験するかたちで講義を行った。

ペアリングでは、香りの高い薫酒とホタテの刺し身、軽快で滑らかな爽酒と鶏のから揚げ、コクのある醇酒(じゅんしゅ)とピータン、熟成された熟酒とチョコレートと、4つの日本酒のタイプそれぞれについて、日本酒のみでの試飲と、フードペアリングによる試飲の両方が行われた。

よく紹介される4つの日本酒タイプに加え、スパークリング日本酒、クラフトサケといった違うタイプの日本酒も紹介した。

日本酒のみでの試飲では薫酒の純米大吟醸が最も人気が高かった一方、フードペアリングによる試飲では醇酒とピータンの組み合わせが最も好評を得た。シェフを目指す生徒たちにとって日本酒の奥深さを感じる講義となった。

特別講義を受講した生徒たちからは、「日本酒にはこんなに多くの種類があるとは知らなかったので、とても勉強になった」「将来、飲食業界で従事する際に、どのように客に日本酒を紹介するかが学べたので、とてもよかった」といった声が聞かれた。同学院の指導職員からは「日本食料理店以外の分野に進む生徒にとっても重要な経験となる」とのコメントがあった。

ジェトロとしては、日本食や日本産食品のさらなる普及を目指し、日本食文化への理解を深める取り組みなどを通じた人材育成などを支援していく予定だ。

写真 講義の様子(ジェトロ撮影)

講義の様子(ジェトロ撮影)

写真 試飲した日本酒とフードペアリングに用いられた食材(ジェトロ撮影)

試飲した日本酒とフードペアリングに用いられた食材(ジェトロ撮影)

(注1)「国際厨芸学院」〔International Culinary Institute(ICI)〕は、香港の職業訓練局(VTC)が設立した組織で、アジアの美食都市としての香港の地位を維持するために、芸術的料理や飲食のビジネスマネジメントに係る人材の育成を目指している。

(注2)ジェトロが海外に配置する農林水産・食品分野の専門家。

(山崎裕介)

(香港、日本)

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