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香港の国際厨芸学院、日本テーマに卒業イベント開催(香港、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 0時15分

香港の「国際厨芸学院」〔International Culinary Institute(ICI)、注1〕は4月12日、学生が主体となり、日本をテーマに卒業イベント「Japanese style graduation ceremony」を実施した。

ジェトロ香港は2018年に、香港日本料理店協会、香港日本食品と料理業協会、国際厨芸学院の4者間で、日本の料理文化や日本食の普及促進に向けた覚書を締結。国際厨芸学院の学生向けに日本酒に関する特別講義を実施するなど、日本食に関わる人材の育成を支援している。

今回のイベントは、ワインなどに関するビジネスマネジメントプログラム(注2)の卒業プロジェクトとして、学生が企画した。10種類以上の日本酒、ゆずやほうじ茶を使ったカクテルなどを、それらに合う料理とともに紹介・提供した。また、ワークショップとして抹茶のおいしい立て方や作法、試飲などの体験コーナーがあり、人気を博した。

スタッフとして参加した学生は約20人、そのほか、飲食業界を中心に卒業生や同校の連携先など約80人が来場した。スタッフとして参加した学生の中には、2024年3月に実施したジェトロの海外コーディネーター(注3)による日本酒に関する特別講義(2024年3月29日記事参照)を受講した学生も多数いた。

来場者からは、「日本酒や日本文化の魅力について新たな発見があった」「意外な食材との組み合わせが面白い」といった声が聞かれた。国際厨芸学院のスタッフは「2年間のプログラムを通して学んだ知識や経験を実践する機会として学生らが企画した。学んだことをアウトプットできる場としてよい機会となった」とコメントした。

ジェトロは、日本食や日本産食品のさらなる普及を目指し、特別講義やイベントへの参画を通じて、人材育成や日本食文化への理解を深める取り組みなどを支援していく予定だ。

写真 イベントの会場(ジェトロ撮影)

イベントの会場(ジェトロ撮影)

写真 日本酒の紹介コーナー(ジェトロ撮影)

日本酒の紹介コーナー(ジェトロ撮影)

(注1)「国際厨芸学院」〔International Culinary Institute(ICI)〕は、香港の職業訓練局(VTC)が設立した組織で、アジアの美食都市としての香港の地位を維持するために、芸術的料理や飲食のビジネスマネジメントに係る人材の育成を目指している。

(注2)ワインなどに関するビジネスマネジメントプログラム「Higher Diploma in Wine and Beverage Business Management」は、国際厨芸学院が提供するプログラムで、2年間の講義や実習を通して、ワインなどの専門知識や提供技術、ビジネスマネジメントスキルを習得することができる。

(注3)ジェトロが海外に配置する農林水産・食品分野の専門家。

(杉本真希)

(香港、日本)

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