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4人に1人はバイデン氏、トランプ氏とも好まない、米大統領選挙世論調査(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月21日 13時20分

米国の2024年大統領選挙に向けた3月12日の予備選挙で、民主党候補のジョー・バイデン大統領、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領ともに選挙人の半数を獲得しており(2024年3月14日記事参照)、本選での両者の直接対決が現実的になってきた。最近の世論調査では、米国民の4分の1は両者とも好まないという結果だった。

米国シンクタンクのピュー・リサーチ・センターは3月19日、2024年大統領選挙に関する世論調査結果(注)を発表した。それによれば、バイデン氏とトランプ氏に対する見方は、「両者とも好まない」が26%だった。「トランプ氏(バイデン氏でなく)を好む」とする割合は37%、「バイデン氏(トランプ氏でなく)を好む」は34%。

年代別では、「両者とも好まない」とする割合は若年層(18~29歳)が41%と最も高く、30~49歳で30%、50~64歳、65歳以上でそれぞれ18%、15%だった。人種別では、ヒスパニックが3割を超え(31%)、アジア系(29%)、黒人(25%)、白人(24%)の順だった。

共和党候補だったが、スーパーチューズデー(3月5日)後に選挙戦からの撤退を表明したニッキー・ヘイリー元国連大使(2024年3月7日記事参照)を支持する人の半数強(53%)がバイデン氏、トランプ氏の両者とも好まないとしている。

また、バイデン氏を好まないとする割合は、2022年(中間選挙前)の55%から今回62%となり、民主党支持者でも、同氏を好まないとする割合が2022年の24%から今回32%と8ポイント上昇した。一方、トランプ氏を好まないとする割合は今回60%と2022年(60%)から変わらなかった。共和党支持者が同氏を好まないとする割合は今回26%で2022年(24%)から2ポイント上昇した。

特に、ヒスパニックのバイデン氏への好意的見方は、2022年の54%から今回37%まで下落した。一方、トランプ氏に対しては2022年の28%から今回34%に上昇した。

(注)実施時期は2024年2月13~25日。対象者は、全米の成人1万2,693人。

(松岡智恵子)

(米国)

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