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エチオピア航空が出資する新航空会社エア・コンゴが運航開始(エチオピア、コンゴ民主共和国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月9日 0時55分

アフリカ最大の航空会社エチオピア航空は12月17日、コンゴ民主共和国(DRC)政府との合弁で、新航空会社「エア・コンゴ」を設立すると発表した。エア・コンゴの株式はDRC政府が51%、エチオピア航空が49%を保有し、運営はエチオピア航空が全面的に担当する。

現地報道によると、エア・コンゴは12月1日に既に就航を開始し、国内線を運航している。2025年6月までにはボーイング737型機8機とボーイング787型機2機まで機材を拡充し、パリ(フランス)、ブリュッセル(ベルギー)、ドバイ〔アラブ首長国連邦(UAE)〕、ヨハネスブルク(南アフリカ共和国)、ルアンダ(アンゴラ)などの国際路線も開設する計画だ。

航空業界関係者によると、経営体制面では、エチオピア航空のフランス・マグレブ地域担当ディレクターのメスフィン・ビル氏が経営陣に就任する。現地での基盤強化に向け、航空技術者育成を目的とした航空学校とボーイング認定の整備施設の設立も計画している。

エア・コンゴの親会社となるエチオピア航空は、5大陸150以上の路線で運航しており、2035年までに世界の航空グループ上位20社入りを目指す長期戦略を推進中だ。7年連続でスカイトラックス社の「アフリカ最優秀航空会社賞」を受賞するなど、アフリカの航空業界を牽引している。

(石川晶一)

(エチオピア、コンゴ民主共和国)

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