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LGエレクトロニクス、第1四半期として過去最高の売上高達成(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月1日 9時55分

添付資料PDFファイル(134 KB)

韓国のLGエレクトロニクスは4月25日、2024年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した(添付資料表参照)。第1四半期の売上高は前年同期比3.3%増の21兆959億ウォン(約2兆3,205億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は10.8%減の1兆3,354億ウォンと、増収減益だった。同社は「生活家電部門(H&A)が過去最大の売上高を記録し、売上高営業利益率も2桁と世界最高水準となり、業績を牽引した。これにより、全社の売上高は第1四半期としては過去最高を更新した」と評価した。事業部門別の業績は次のとおり。

(1)H&A(ホーム・アプライアンス&エアー・ソリューション)事業本部(洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど)

売上高は8兆6,075億ウォン、営業利益は9,403億ウォンとなった。特に売上高は前年同期比7.2%増と、四半期ベースで過去最高を記録した。営業利益も前年同期に続く過去2番目を記録した。生活家電事業は市場が成熟段階にあると言われる中でも革新を重ね、業界の中でも目覚ましい成長を達成した。モーター、コンプレッサーなど、差別化したコアテクノロジーが牽引役となった。

(2)HE(ホーム・エンターテインメント)事業本部(テレビなど)

売上高は3兆4,920億ウォン、営業利益は1,322億ウォンだった。売上高は主力市場の1つの欧州のテレビ需要が回復し、新製品販売が相次いだことを受け、増収となった。営業利益は高付加価値のwebOS(注)コンテンツ・サービス事業の成長により、安定的な収益を確保し、黒字基調を維持した。

(3)VS(ビークルコンポーネント・ソリューションズ)事業本部(自動車電装部品など)

売上高は2兆6,619億ウォン、営業利益は520億ウォンだった。受注残が売上高増加に貢献した。営業利益は、新規受注や取引先対応のための海外生産拠点構築などで投資が相次いだにもかかわらず、売上高増加により規模の経済を達成したことで、安定的な収益を記録した。

(4)BS(ビジネス・ソリューションズ)事業本部(モニター、ノートパソコンなど)

売上高1兆5,755億ウォン、営業利益は128億ウォンだった。卒業・入学シーズンでノート型パソコンが好調で、電子黒板などの商業用ディスプレー製品の販売も拡大した。営業利益は前期の赤字から黒字に転換したものの、液晶パネルなどの部品単価の上昇や競争激化により、前年同期比で大幅減となった。

(注)webOSは、アンドロイド、iOSといったオペレーションシステム(基本ソフト)の1つで、現在、LGエレクトロニクスが開発・使用しているリナックス基盤のモバイル運営システムをいう。

(李海昌)

(韓国)

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