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3月の製造業PMIは50.8、6カ月ぶりに50を上回る(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月9日 1時40分

添付資料PDFファイル(97 KB)

中国の国家統計局と物流購買連合会が3月31日に発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)は、前月より1.7ポイント上昇の50.8と、6カ月ぶりに50の境界線を上回った(添付資料図参照)。2023年3月(51.9)以来の高水準になった。なお、2024年3月の非製造業のビジネス活動指数も15カ月連続で50を上回り、前月より1.6ポイント上昇の53.0と、4カ月連続で上昇した。

製造業PMIを構成する指数では、新規受注が前月より4.0ポイント上昇の53.0と大きく改善したほか、生産が2.4ポイント上昇の52.2、原材料在庫が0.7ポイント上昇の48.1、雇用が0.6ポイント上昇の48.1、サプライヤー配送時間が1.8ポイント上昇の50.6とすべての指数が前月より改善した。ただし、原材料在庫、雇用についてはいまだ50の境界線を下回る状況となった。

企業規模別でみたPMIは、大型企業、中型企業、小型企業でそれぞれ前月より0.7ポイント上昇の51.1、1.5ポイント上昇の50.6、3.9ポイント上昇の50.3となり、いずれも50の境界線を上回った。

国家統計局サービス業調査中心の趙慶河高級統計師は同日、3月の製造業PMIの上昇について、春節後に企業による工業生産の再開が加速し、市場が活性化してきたことなどもあり、PMIが50の境界線を越えたとの見解を示した。

また、物流購買連合会の張立群特約アナリストは、3月の製造業PMIが大幅に上昇し、境界線を越えた背景について、「季節的な要因だけではなく、景気回復の傾向が一段と明確になっていることを示している」と述べた。その一方で、「当面は経済回復における重要な時期だ。各政策の着実な実施に全力を挙げ、政府による投資の効果を向上させ、投資を継続的に促進し、消費の需要をさらに回復させ、景気回復の基盤を引き続き固めなければならない」と指摘した。

(蔣春霞)

(中国)

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