1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. グルメ

ライバル商品ヒットの中で「安さもアピール」 大人気の乳酸菌飲料の仕掛け人の“勇気”とは

女子SPA! / 2024年3月8日 8時45分

◆現代人の疲れを解決するために生まれた「ピルクル ミラクルケア」

 それでは現在大ヒットになっている「ピルクル ミラクルケア」は何がちがうのでしょうか? その答えは、機能性表示が「ピルクル400」とは違い、「睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減する」という点にあります。

 一見、2022年に流行りはじめた睡眠改善ブームに急いで乗った商品かと思いきや、なんと発売3年前の2019年から着想がはじまっていたそう。

「当時ある調査で『成人の約8割が疲れいる』(※1)、『特に30~40代の疲労改善意識が高い』(※2)というデータがありました。そこで現代人の疲労を解決できるような商品開発をしたいと着想し、研究がはじまりました。私たちは「脳腸相関(※3)」のメカニズムに着目して、腸内環境改善と、疲労感の軽減を目指し、きちんとエビデンスを提示できるように時間をかけてヒト試験を行いました。その流れの中で“睡眠の質”にフォーカスしていったというのが実情です」

※1…「日本の疲労状況2021」(一般社団法人日本リカバリー協会)

※2…「健康ニーズ基本調査2021」(株式会社日本能率協会総合研究所)

※3脳腸相関…脳と腸の状態がお互いに密接に影響を及ぼし合う現象のこと

◆機能性だけでは売れない時代。「安さ」を強調する勇気を出した

 そうは言っても今の時代、機能性を掲げる飲料はどの店でもたくさん並んでいます。そこで考えたのが、「価格面での優位性」だったそう。

「ピルクルミラクルケアは、続けていただくことが大切と考えています。無理なく継続していただくために1本当たりのカロリーを抑え、スッキリとした味わいにしました。更に継続のために重要なのは、やっぱり『価格」であると考えました。多くの人は、価格が高いと続けるのは難しいと思うのです。しかしながら、弊社としても業界的にも『安さ』をアピールした広告戦略はほとんどありませんでしたから、言い出すためには大きな勇気が必要でした」

 2023年に放送し、錦鯉を起用したユニークなCMでの「睡眠と疲労感をケア。しかも安い!」というフレーズ、心に残っている人は少なくないかもしれません。

 ここで計算をしてみると、私の近所のスーパーで売られている「ピルクル ミラクルケア」は1本あたり47円(税込)。某ライバル商品は140円でした。この圧倒的な安さには正直驚きを隠せませんでした。

 日清ヨーク公式サイトに掲載されている臨床試験の結果によると、4週間で睡眠スコアに有意な差が出ているようです。そこで4週間飲み続けるとして計算すると、1316円になります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください