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炭酸飲料やジュースばかり飲む子ども叱るべき?心配な親に伝えたい2つの科学的事実

女子SPA! / 2024年4月12日 8時45分

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 もやもやを解消するために。

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

 先日あるママから相談を受けました。それは、「子どもが炭酸飲料や甘いジュースばかり飲むようになって心配です。このまま飲ませて大丈夫なのでしょうか?」という内容。これ、誰もが一度は心配になるテーマではないでしょうか?

◆炭酸飲料・甘いジュースについて“最低限知っておくべき事実”とは?

 心配の背景には、“炭酸飲料や甘いジュースはなんとなく悪そう”という漠然としたイメージが漂っているからかもしれません。裏返せば、どんなにすごい専門家でも、付き合い方の正解を明確に答えることは難しいとも言えます。

 そこで私は、日々食育を研究する立場として、多くの人々が抱いているかもしれないこのモヤモヤ感を少しでも解消できたらと考えました。

 まず、これまでにわかっている事実をお伝えするなら、2点。WHO(世界保健機関)や厚労省などの専門機関や公的機関が発信する情報において、炭酸飲料や甘いジュースは(多くの食品と同様に)肯定的に推奨されてはいないこと。そしていくつかの“注意喚起”が提示されているということです。

 今回これらの内容について深堀りするつもりはありませんが、最低限チェックしておくべき内容を冷静に整理しながら、もし子どもが飲みたがった場合の対応について考えていくことにしましょう。

◆2023年7月、WHOがアスパルテームに発がん性の可能性示す

 知っておくべき事実の一つ目は、人工甘味料「アスパルテーム」についてです。2023年に大きく報道されたので、記憶に残っている人もいるかもしれません。

 2023年7月14日、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、低カロリーの炭酸飲料や清涼飲料水、食品などに広く使われている人工甘味料「アスパルテーム」について、“発がん性がある可能性がある”との見解を示しました。

 アスパルテームは、IARCの4分類において下から2番目の「2B」に分類。これはガソリンを使用したエンジンの排ガスや鉛などと同じレベルにあたります。

 一般的に使用されている量では安全性に大きな懸念はないとしているものの、潜在的な影響が報告されており、より多くの優れた研究によって調査する必要があると説明しました。

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