1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「人殺し、汚れ役から変わろうとしていたのに……」道兼の切なすぎる最期に心打たれる視聴者が続出した理由|「光る君へ」第18回

女子SPA! / 2024年5月12日 15時46分

写真

大河ドラマ『光る君へ』第18回(C)NHK(以下、同じ)

関白・道隆(井浦新)が亡くなり、次の関白は道兼(玉置玲央)へ……となったが、うまくいかない。

道兼の急死のあとに待っていたのは、次の関白争い。いよいよ道長が政の中心へと立つ。

◆宣孝、帰還

大宰府に赴任していた藤原宣孝(佐々木蔵之介)が帰ってきた。おみやげをたっぷり、そしてみやげ話もたっぷりと持って。

港には宋から商人や役人が訪れてくるので、宋について多くを知っている宣孝の話は、まひろ(吉高由里子)にとっては興味深いものだった。特に興味を示したのは科挙制度。これに受かれば、身分が低くても政に関わることができる。確かに改めて聞くとすごい制度ではある。とは言え、それだけ勉強ができる環境というのは限られてくるところはあるが、例えば、為時(岸谷五朗)なら……と考えてしまう。

それにしても、宣孝のまひろに対する態度が変わった。「打てば響く良い女になった」と笑みを浮かべ、「唐物の紅」をまひろのために買ってきたと言う。当時の高級品だそうで……。宣孝とまひろが夫婦になる想像がつかなかったのだけれど、こういうふうに変化していくのだな、と納得である。

◆「全く好きではないが関白は道兼殿であるべきだ」

前の関白・道隆が亡くなり、次の関白は道兼(玉置玲央)が担うことになった。

筋が通ったことを言うでおなじみの実資(秋山竜次)も次の関白に道兼を推す。どちらかと言うと、伊周(三浦翔平)よりは道兼のほうがマシ、という認識なのかもしれない。しかし、道兼は民のための政治をしようとしていた。父のことはもう憎んではいない、しかし、父を驚かせる政をしたい。道長もその気持ちを慮り、支えようとする。……が、うまくはいかない。その命は儚かった。疫病に罹った道兼は慶賀奉上のあとに倒れ、その7日後にこの世を去った。

志半ば、どころか、これからというときだった。そんな道兼に道長は寄り添った。寄るな、と叱る道兼の言葉を聞かず、その病の体を抱きしめた。道長はどれだけの人をこうして見送るのだろう……。

第1話で衝撃的なシーンで視聴者に衝撃を与えた道兼。ここまでの「藤原道兼」という人の変化もまた、心に残る。人は変わるし、変われば、周りの人間も変わる。関白になったそのあとにまた変化があったかもしれないけれど、それを見ることができなかったのは寂しいものがある。

それでも、死にゆくときに弟がそばにいただけでも救われたのではないか。

◆一条天皇の苦悩

今回は一条天皇(塩野瑛久)が苦悩する。次の関白を誰にするか、ついてだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください