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お金がなさすぎて「婚活どころじゃない」奨学金返済に追われる男性の“リアル”。結婚はもはや「ぜいたく品」

女子SPA! / 2025年1月18日 15時47分

お金がなさすぎて「婚活どころじゃない」奨学金返済に追われる男性の“リアル”。結婚はもはや「ぜいたく品」

古川さん

こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

「若者の恋愛離れ」というのを見聞きしたことがある方もいるかもしれません。

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、18~34歳の未婚者は男女とも80%以上が「いずれ結婚するつもり」と回答しています。結婚の希望を持つ割合は昔と比べて減少傾向にあるものの、大きな低下はみられません。

ですが、日本総研と株式会社エウレカが共同で実施した「アフターコロナを見据えた少子化対策等のための未婚者の実態調査」によると、結婚意欲はあるが結婚できていない「未婚層」が未婚者全体の72%を占め、このうち結婚に向けて「活動していない/できていない」と回答している割合は43%と、未婚層の半分以上の割合を占める結果でした。パートナーが欲しいと思いながら相手探しをしていない、またはできていない方が大半なのです。

今回、「いつか家族は欲しいけれど婚活をしていない」という男性・古川さん(@furuttiCH)を取材しました。古川さんは大卒で都内で働いており、年収は400万円台。取材した日は30歳の誕生日直前の週末でした。

実は古川さんは今まで、一度も彼女がいたことがありません。そんな彼の「婚活できない事情」とは――。

◆「ネットの掲示板に住所を晒された」壮絶な過去

古川さんは福岡県で生まれます。小学校時代に子育てしやすい地域にご両親は引っ越し、それに伴い転校を経験しました。当時アトピーがひどかった古川さんを見て新しいクラスのリーダー格女子が「汚い」と言いだし、女子と仲良くすることができなくなりました。

進学した中学は、メンタル不調で休職する教師がでるほど荒れていました。古川さんの学年は特に荒れ方がひどく、複数のクラスが学級崩壊を起こすほどだったそうです。不良グループから目をつけられた古川さんは、中学で壮絶ないじめを受けました。

カツアゲされて、殴られたり蹴られたり、さらにはネットの匿名掲示板に自宅の住所を書かれるなど、いじめの内容は恐ろしいものでした。他にもいじめられている生徒はいましたが、不良たちの報復が怖くて先生に相談はできなかったそうです。

◆奨学金200万円の返済が今も続いている

高校に進学し、いじめっ子からは離れることができました。部活動は女性部員も多い運動部に所属していたものの、話しかけて嫌われたら怖いという思いから女性に話しかけることはなかったそうです。

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