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「身長163cm」「年収400万円」婚活で“圧倒的に不利”な男性はどっち? 多くの男女が知らずに損する“婚活の真実”

女子SPA! / 2025年1月25日 15時47分

「身長163cm」「年収400万円」婚活で“圧倒的に不利”な男性はどっち? 多くの男女が知らずに損する“婚活の真実”

古川さんがマッチングアプリに使用した写真(本人提供)

こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

昨今の少子化や婚姻数の減少について、若者の「恋愛離れ」や「結婚離れ」のせいだと思っている人が少なくないようです。恋愛や結婚に興味のない若者が増えているというのは、果たして本当でしょうか。

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(2021年)によると、18~34歳の未婚者は男女とも80%以上が「いずれ結婚するつもり」と回答しています。9割以上だった20年前と比べれば減少していますが、少子化の“元凶”といえるような変化ではありません。

「一生結婚するつもりはない」と回答した人に増加傾向は見られるものの、男女ともに10%台とまだ少数派。実際には、いずれ結婚したいという希望を持ちながら、婚活に踏み出せない未婚者が多いのです。彼らはなぜ婚活をしないのでしょうか。家族が欲しいと思いつつ、これまで彼女がいたことがないという29歳(当時)の男性・古川さん(@furuttiCH)に取材しました。

◆奨学金とローンを抱えたまま、病気で休職というドン底

福岡県出身の古川さんは、奨学金200万円を受給して地元の大学に進学します。新卒で就職したのはサービス残業やパワハラが横行する学習塾などを運営するブラック企業でした。上京して派遣社員で働き始めましたが、人間関係に悩み適応障害になり、会社に行けなくなってしまいました。

月20万円弱の傷病手当をもらいながら回復に専念し、1カ月ほど休職したのち転職活動を行います。次は害虫駆除を行う企業で派遣社員として働き始めることになりました。時給は1500円前後で、月の手取りは25万円ほどでした。

提携している都内の飲食店が現場です。スタッフは20代から50代と幅広く、女性のスタッフもいましたが、現場には一人で行くことが多く、特に女性と親しくなることはありませんでした。気になる女性はいたものの、話しかける勇気が持てず、彼氏がいるのかさえ分かりません。

◆休日に友人と過ごすようになり“ぼっち”脱出

24歳から27歳の3年間をこの企業で働き、正社員登用の話も来たそうです。足立区の家賃5万円の家に引っ越し、固定費も抑える生活が安定してきます。

上京時の引っ越し代のローンも完済でき、奨学金を返済しながら貯金もできるようになりました。首都圏で働いている高校時代の友人とも交流が復活し、休日に友人と過ごすことも出てきました。

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