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水原追放劇でさらなる“覚醒”へ!大谷翔平、新通訳との“距離感”で高まる「史上初の偉業」の期待

週刊女性PRIME / 2024年4月1日 21時0分

大谷翔平(2023年)

 日本時間3月29日、ロサンゼルスの青空のもと、5万人を超えるファンが一斉に立ち上がり、スマホのカメラを向ける。本拠地のドジャー・スタジアムでの公式戦デビューとなった大谷翔平。スタンディングオベーションの中、大歓声で迎え入れられた。

「真美子夫人や愛犬のデコピンも観戦に来ている中、2番・DHで出場した大谷選手は二塁打を含む2安打の活躍でチームも勝利。韓国での開幕シリーズを終え、アメリカに戻ってからのオープン戦では13打席ノーヒットで状態が不安視されていましたが、公式戦再開となる試合では、しっかり結果を残しました」(スポーツ紙記者、以下同)

 長年のパートナーの裏切り行為も発覚した。通訳を務めていた水原一平氏に違法賭博疑惑が浮上し、3月20日付でチームから解雇された。

「水原氏は違法なスポーツ賭博に手を出し、少なくとも約6億8000万円の借金を背負ったとされています。借金返済のために大谷選手の口座から同額が送金されていたことも発覚。水原氏は当初、現地メディアの取材に対して、“大谷が肩代わりをしてくれた”と話していましたが、大谷側の代理人が“巨額の窃盗”と否定。水原氏も発言を撤回しました」

 大谷も自らの口でこの問題について言及した。

「日本時間3月26日に声明文を読み上げ、“僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついた”と水原氏の“窃盗”であること、自身の違法賭博への関与を否定。会見では、3月20日の韓国での開幕戦後に行われたチームミーティングで水原氏がチームメートに説明した際に、大谷選手も初めて知ったといい、ホテルに戻ってから詳しい説明があったと明かしていました」

気になる“代打通訳”アイアトンの素顔

 現地の報道によると、FBIや、日本の国税庁にあたる『アメリカ合衆国内国歳入庁』、アメリカ国内の治安の維持、強化を目的とする省庁の『国土安全保障省』も捜査に動いているという。

 ドジャースを“追放”された水原氏。“代打”として通訳をすることになったのが、ウィル・アイアトンという人物だ。

「かつてドジャースに在籍していた前田健太選手の通訳として、ドジャースに採用された人物です。通訳業としての役目を終えると、マイナーリーグでデータコーチを務め、現在は編成部で選手育成・能力開発の主任として、データ分析などを担当しています」

 ドジャースのロバーツ監督が“秘密兵器”と話すアイアトン氏はどんな人物なのか。現地で長年取材するスポーツライターの梅田香子さんに聞いた。

アイアトン氏は15歳まで日本で過ごした後、高校はハワイ、大学はカリフォルニアに移り、野球選手としてもプレーしていました。2012年にWBCの予選でフィリピン代表がトライアウトを行うことを知り、母がフィリピン出身で代表入りの資格があったため、受験。見事、合格して代表入りしています」

 アメリカでもプレーした元プロ野球選手だった。

テキサス・レンジャーズのマイナーリーグでもプレーしましたが、身体も小さくメジャーリーグではパワー不足だと感じ、わずか1年で現役を引退。裏方として活躍する道を選びました。

 ヤンキースでのインターンなどで経験を積み、前田選手の通訳、現在のデータ分析担当になりました。データの処理も細かくて的確だと評判。フォームの違いをミーティングで指摘したり、改善点を監督やコーチに進言しています」(梅田さん、以下同)

自身もエリートの“華麗なる一族”

 アイアトン氏の家族は華麗な経歴の持ち主だった。

父のウィリアムさんは映画製作などを行うワーナー ブラザース ジャパン合同会社の元社長なんです。『硫黄島からの手紙』などの名作映画の配給にも携わっていました。お兄さんも吉本興業のアメリカ支社でCEOを務めています」

 家族も自身もエリートでありながら、意外な過去もある。

「大学では野球をやりながら学業も優秀で、学内で表彰を受けるレベルだったようです。前田選手の通訳になる前には、吉本興業でスポーツマネジメント業務に携わっていたこともありました。明るいキャラクターで、前田選手と一緒にチアガールの格好をしたり、ダンスをしたり、イタズラをされたりとムードメーカー的存在でもありました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 大谷にとって水原氏はただの通訳でなく、練習のサポートから運転手など、常に行動を共にする家族のような存在。まさかの裏切り行為で別れることになり、大谷も、

「気持ちを切り替えるのは難しい」

 とコメントしたが、水原氏がいなくなったことで“思わぬ副産物”もあるという。

「水原氏がいなくなったことについて、ロバーツ監督は“緩衝材がなくなり、大谷はチームメートとさらに関わり合っているのがわかる。試合中に直接、彼と話し合うことは良いことしかないと思う”とメリットを説明していました。大谷と他の選手が直接コミュニケーションを取る機会も多くなるでしょう」

 水原氏からアイアトン氏に変わり、大谷にはどんな影響があるのか。前出の梅田さんによると、

水原とアイアトンの決定的な違い

アイアトン氏は水原氏のようにプライベートまで関わってくれるような人ではありません。大谷選手も結婚して、奥さまとの時間も大切にしたいでしょうし、タイミングとしてはある意味、ちょうどよかったと思います。大谷選手の英語力も日常会話は問題ないですし、コーチの細かい指示などをアイアトン氏が助ける形で十分。より早くチームに溶け込めて、それがいい作用を生むかもしれません

 前人未到の記録を目指せる可能性もある。

「水原氏は野球経験がありませんでしたが、アイアトン氏は元野球選手で、経験を積んできた分析の“プロ”。そういった存在が近くにいることは、心強いでしょう。

 大谷選手は昨年、2度目のMVPに輝きましたが、それは二刀流での活躍が評価されての受賞でした。ですが、昨年に受けた右肘の手術の影響で今年は二刀流を“封印”し、打者に専念してプレー。守備に就かないDHでの出場が中心だった選手がMVPを受賞したことは、これまでありません。

 決して簡単なことではありませんが、チーム内でのコミュニケーションが円滑となり、相手投手の特徴など、より多くのデータが手に入れば、史上初のDHでのMVPという偉業を成し遂げられるかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)

 これまで常にファンの想像を超えてきた大谷。今回の緊急事態すら好転させ、新たな“SHOW TIME”を見せてくれるはずだ。

梅田香子 スポーツライターとして、野球以外にもフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う

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