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2024年春、富山産ホタルイカが激安らしい 地元民に聞く「安さの理由」と「オススメの食べ方」

Jタウンネット / 2024年4月11日 17時0分

2024年春、富山産ホタルイカが激安らしい 地元民に聞く「安さの理由」と「オススメの食べ方」

春が旬の食べ物は様々あるが、「ホタルイカ」を真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。

特に有名なのが、富山県産ホタルイカ。春の産卵期に岸辺近くまで上がってくるものを定置網で捕まえるため、丸々と太っているのが特徴だ。

Jタウンネット記者は2024年4月初旬、そんな「富山のホタルイカ」が激安になっているという情報を耳にした。

ホタルイカが激安に!?(写真提供:とやま観光推進機構)

X上では、市場に出回るホタルイカの安さに驚くユーザーたちから、こんな声が上がっている。

「角上魚類でホタルイカ100グラム120円で安い。2パック購入した!」
「生ホタルイカ1.5キログラム、900円は安い」
「今年はホタルイカたくさん獲れてるみたいだから安いね。値段バグってる」
「今年驚くほど富山県産ホタルイカ安い。甘海老みたいにあんな籠盛りにされてる生ホタルイカ初めてみた」

お刺身、沖漬け、煮物、天ぷら、唐揚げなどなど、どう調理しても美味しいホタルイカ。それが安く買えるだなんて、ありがたいことこの上ない。

一体、今年のホタルイカはなぜこんなに安いのか。その理由に迫るため、記者は4月11日、富山県農林水産総合技術センターに話を聞いた。

「昨年の生き残りが多かった可能性も」

取材に応じた同センター水産研究所の研究員によると、今漁期のホタルイカの漁獲量は1953年以降で最多。かなり豊漁だという。

「3月の漁獲量は1153トンで、過去10年の3月平均に比べ約3倍の漁獲量となっています」(水産研究所研究員)

ホタルイカ漁の様子(写真提供:とやま観光推進機構)

同研究所では毎年、漁期が本格的に始まる前の2月に富山湾内で調査船によるホタルイカの採集調査や、漁獲量の調査を行っている。

その結果、今年は平年よりも多くのホタルイカが産卵のために来遊してきているという情報が得られた。

なぜホタルイカが集まったのか? 同所研究員は「さまざまな理由が考えられます」と述べる。

「昨年生まれてからの日本海での生き残りが良かった可能性や、沿岸に来遊する際の水温や海流などの環境条件が富山湾に来遊するのに適していた可能性、などがあげられます」

おすすめの食べ方は?

豊漁に伴い、市場での価格は例年と比較してどれほど安くなっているのだろうか。10日、富山県漁業協同組合連合会(以下、富山漁連)にも取材した。

同会職員は「具体的なことはわかりません」と前置きしつつ、こう語る。

「今年のホタルイカの水揚げ量は、4月9日現在で昨年の総水揚げ量の約5倍となっておりますので、そのぶん魚価は下がっていると思われます」

今年はホタルイカを食べまくれるぞ!(写真提供:とやま観光推進機構)

とにもかくにも、今年は例年よりもリーズナブルなお値段でホタルイカを楽しめることは間違いなさそうだ。

春の味覚を存分に味わうため、せっかくなので取材のついでにオススメの食べ方についても教えてもらった。

「ゆでたてのホタルイカを熱いうちに酢味噌で食べるのが自分としてはお勧めです」(水産研究所研究員)
「定番の酢味噌和えの他、酢漬け、天ぷら、パスタ、昆布焼きなどが一般的です。その他に竜宮そうめん(刺身)もあります」(富山漁連職員)

ただし、ホタルイカの内蔵には旋尾線虫という寄生虫がいることがあり、これによる食中毒のリスクがある。そのため、生食用ホタルイカの取り扱いについては、2000年6月21日付けで厚生労働省から各都道府県に向け、しかるべき凍結処理または内臓除去処理をする必要がある旨が通達されている。

生食には気を付けて(写真提供:とやま観光推進機構)

ホタルイカを生食したい場合は、それがきちんと凍結処理されたものか、内臓が取り除かれているものかを確認することを忘れずに。

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