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【DeNA】田中健二朗が今季初昇格、三嶋を慮る「手術したことが原因とかは思わない」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2023年7月1日 7時0分

キャッチボールする田中健=6月30日、横浜スタジアム

 横浜DeNAは30日の中日戦(横浜)に1―2で逆転負けを喫し、4連敗となった。この期間中は中継ぎ投手陣が打ち込まれるシーンが目立つ。そんな中、田中健二朗投手が今季初昇格した。「僕にできることは与えられた場所で仕事をするだけ」。淡々とした語り口に歴戦の矜持(きょうじ)をにじませ、その時を待っている。

 背番号46が1軍に戻ってきた。通算263登板を誇る33歳のベテランは今季開幕2軍スタートも、ファームで23試合に登板、防御率1.64と結果を残してきた。昇格したこの日は登板こそなかったが、準備万端だ。「打者に向かって自分の仕事ができるようにやってきた。それを1軍でも続けられるようにやっていきたい」と、2軍生活を糧にマウンドに立つ。

 4連敗のうち、3敗の敗戦投手が中継ぎで、先発陣の好調さと対照的にブルペン陣に疲労の色が見える。自身に求められる役目は重々承知だ。「きれいな三者三振とかではなく、自分のできることに力を注いでいきたい」と冷静に誓った。

 入れ替わりで再調整で2軍降格したのは、田中健と普段から仲の良い三嶋一輝投手。国指定の難病、黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術から復帰をしてのシーズン。ここまで何度もチームを救ってきた。田中健は「彼も復帰した年で、いろいろチャレンジな部分も多かったと思う。(不調は)手術したことが原因とは思わない。早く戻ってきてほしい。そんなことを言える立場ではないが、また一緒にやれればなと思う」と仲間を慮(おもんぱか)った。

 これまでの勝ちパターンの投手が調子を落とし、リリーフ陣は不安材料を抱えている。経験豊富な左腕が穴を埋め、再びチームに勝利をたぐり寄せてくれるだろう。

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