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「報告しやすい組織風土つくって」トラブル相次ぐ熊本市電検証委 最終報告書提出

KKT熊本県民テレビ / 2025年1月10日 18時59分

熊本市・大西一史市長

熊本市電で相次ぐトラブルを検証してきた第三者による検証委員会。10日、長期的な対策などを盛り込んだ最終報告書を提出しました。強調したのは「組織風土の改善」です。

相次ぐトラブルで検証委設置

去年、熊本市電の相次ぐトラブルを受け設置された検証委員会。10日、大西市長に最終報告書を提出しました。熊本市電をめぐっては、去年1月以降、ドアが開いた状態での走行や信号無視など安全にかかわるトラブルが12月までに16件起きています。

検証委員会は去年5月から6回開かれ、職員の面談やアンケートを踏まえ最終報告書がまとめられました。トラブルを報告しやすい組織の風土をつくることや部署どうしの風通しを改善することなどが提言されています。

検証委員会・吉田道雄会長

■検証委員会・吉田道雄会長

「組織は目標を達成するために体制とかシステムを作るわけですけど、システムが人の心に影響を与えて 意欲の問題などに大きくなってるような感じがしました」

精神的・肉体的疲労を減らす設備を提言

また、仮眠室を改装するなど職員の精神的・肉体的疲労を減らす設備の充実が欠かせないと指摘しました。

熊本市・大西一史市長

■熊本市・大西一史市長

「経営再建の方を重視してきたツケが相当大きいものがあると思います。熊本市電を101年目から作っていくという覚悟で取り組んでいきたいと思っています」

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