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1月から!?今年の花粉「過去10年で最多の可能性」異例の早さで症状も…対策は?

KKT熊本県民テレビ / 2025年1月24日 22時33分

中野幸治医師

春の訪れとともにやってくる「花粉症」。本格的なシーズンを前に2025年は異例の早さで症状が出始めています。なんとことしの花粉の飛散量は、過去10年で最も多い可能性も…。

中野幸治医師

■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック・中野幸治医師

「(患者に)去年も来ているもんね。実は今年は花粉が早く飛んでいるんですよ。早いうちにしっかり抑えた方がいい。ちょっと鼻のなか見るよ」

24日も午前中だけで花粉症を心配する10人ほどの患者が訪れていました。

■患者

「鼻づまりがあって耳が痛くなって」

「1月になってからどんどんひどくなって、今はもうかゆくてひどいです」

■緒方太郎キャスター

「今年の花粉症の傾向、特徴はどうですか?」

■中野幸治医師

「今年は例年よりも早いなという印象ですね。年末年始に感染症が大流行しまして。年末年始が終わったしょっぱなから、なんか鼻の調子が悪いという方が来てまさかと思ったんですけど」

スギ花粉

例年よりも患者がくるペースが早い花粉症。1月8日には調査開始以来最も早く東京でスギ花粉の飛散を確認しています。民間の気象会社・ウェザーニューズによると、ことしは夏の平均気温が平年よりも高く、花粉をつくる雄花が成長。「異例の早さ」の背景とみられています。

花粉症の症状

中野医師によりますと、スギの花粉症は鼻や目の症状だけでなく、頭痛やけん怠感、胃腸の症状を引き起こすケースも…。

■中野幸治医師

「これが一気にドバッと大量飛散が始まると、みなさんが一気に波のように押し寄せる状況が来るんじゃないかな。今年は嫌な予感がしています」

ことしの花粉の飛散量はどうなるのか?民間の気象会社、ウェザーニューズの担当者は…。

ウェザーニューズ・諸岡雅美気象予報士

■ウェザーニューズ・諸岡雅美気象予報士

「西日本を中心にかなり多くなるという予想が出ていて、過去10年の中では最も多い量になるか、それぐらいに匹敵することになりますので、ちょっと注意が必要になりそうですね」

なんと過去10年で最大級。そのワケは…。

■諸岡雅美気象予報士

「(花粉は)1年おきに多い年と少ない年がある。(今年は)平年よりも多い『表年』ということでこの先一時的に寒くなる日があったとしても、気温としては平年よりも高い日が続くということで(スギの)生長も順調に進み2月上旬から本格的に飛び始める予想になっています」

花粉の本格飛散予想

花粉に敏感ではない人も、今年の花粉症には十分に注意が必要とのことです。

【スタジオ】

(緒方太郎キャスター)

ウェザーニューズがまとめた花粉の飛散量です。去年は花粉が少なく、今年は前年の反動で飛散量が多くなる「表年」と言われています。

そして、九州地方の花粉の飛散予想です。ピークは、スギ花粉の本格的な飛散は2月中旬~4月中旬、ヒノキ花粉は3月中旬~4月上旬となる見込みです。必要な花粉症対策について、中野医師はこう話しています。

KKT熊本県民テレビ

■なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック・中野幸治医師

「個人の対策としてはしっかり睡眠をとって家に入る前に(服を)はたいて入るとか、帰ったら髪を洗う。髪に付着した花粉が家に入るとまずいので。一番大事なのは花粉が飛ぶか飛ばないかという情報を入手して。雨が降った後の天気の良い日は花粉が多いんですね。舗装された道路の上に落ちた花粉がまた舞い上がる。気象状況もしっかりチェックしながらこの時期を行動するのが必要かなと思います」

特に受験生は、花粉症で集中力が切れてしまう恐れもあります。気になる方は早めに医療機関で薬やレーザー治療、注射など対策をしてください。

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