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九州で見たことある?「きじ馬・きじ車製作技術」国の選択無形民俗文化財へ答申

KKT熊本県民テレビ / 2025年1月24日 21時24分

きじ馬

球磨地方などで伝承されてきた「九州地方のきじ馬・きじ車製作技術」を新たに国の選択無形民俗文化財にするよう答申されました。

きじ馬・きじ車は球磨地方などで継承

「きじ馬・きじ車」は九州各地で製作されてきた木製玩具で、県内の球磨地方のほか福岡県や大分県で継承されています。文化庁の文化審議会は、きじ馬・きじ車の製作技術について「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」、いわゆる「国の選択無形民俗文化財」にするよう24日に文化庁長官に答申しました。

文化審議会が選択無形民俗文化財に答申

斧や銑などを使った技術について「貴重で地域的特色も豊かである一方、伝承者の高齢化などで技術伝承の変容や消滅のおそれが高い」などとしています。

住岡郷土玩具製作所2代目・住岡忠嘉さん

■住岡郷土玩具製作所2代目・住岡忠嘉さん

「感無量です。どうもどうもありがとう」

3代目・住岡孝行さん

■3代目・住岡孝行さん

「片田舎の民芸品が国に認めていただいたというのはすごくうれしく思っています。できるだけ残していきたい」

特殊な道具の確保が課題

一方、技術の継承とともに課題となっているのが、製作に使う特殊な道具の確保です。

■3代目・住岡孝行さん

「本当にもう道具が買えない。現にやっぱり刃物は自分でつくりますし、角度を変えて研磨までをやっている。今必死に試行錯誤しながら道具もつくっている」

県内にある「国の選択無形民俗文化財」は、2019年の「高森のにわか」以来13件目になります。

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