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摘発の瞬間をスクープ撮! 16歳少女売春容疑で日本人にも大人気のタイ・パタヤのゴーゴーバーを「おとり捜査」

TABLO / 2019年7月7日 16時26分

東南アジアの中でも、日本人の訪れる観光地として人気のあるタイ。その首都バンコクから車で約2時間と、手軽に行けるビーチリゾートとして人気の街がパタヤです。

日本人にパタヤと言えば、2019年3月末に日本へのオレオレ詐欺の詐欺拠点がタイ警察に摘発され、日本人15人が逮捕された街だというと、わかりやすいのではないでしょうか。

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そんなパタヤで、未成年者の少女を売春していたというタイの人身売買の容疑で、日本人にも人気のある風俗店が立て続けに2店、摘発されたのです。

パタヤは元々はベトナム戦争の時代に、アメリカ軍の保養地として開発が進んだ街。そのため夜の歓楽街も巨大で、今でもゴーゴーバーなどが多くあるビーチリゾートなのです。

しかし今は家族で楽しめる落ち着いたリゾート観光地としての開発が進み、さらにタイ政府がこの周辺エリアを工業団地として開発するプロジェクトを進めていることで、ビジネスの中心地としての面でも開発が進んでいることから、大きく変化している街でもあります。

摘発された一店目は6月24日、パタヤの中心部にある「Coming Bar」という店で、タイ警察の特別捜査班に、18歳未満の少女に売春をさせていたという人身売買容疑などで摘発されました。

タイでは管理売春は勿論犯罪なのですが、18歳未満の少女への売春は特に罪が重くなり、この場合はいわゆる「人身売買」をしたという罪となります。

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その後わずか10日ほどの7月5日未明、パタヤ最大の繁華街であるウォーキングストリートというエリアにある、日本人にも有名な大型のゴーゴーバー「ウインドミル」が、上記の店と同様に18歳未満の少女に売春をさせていたという人身売買の容疑で、パタヤ警察などに摘発されました。

 

警察発表によると、この店では16歳の少女を4000バーツで売春させており、タイ警察はおとり捜査の捜査員が印のついた4000バーツを払って証拠を押さえ、摘発を実施したのです。

少女は偽のIDを使って18歳以上と偽って売春に及んでいたと見られています。警察では、売春をしていた店舗を人身売買を含む重罪で訴追しました。

※この摘発の模様を伝えるパタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsのニュース動画が、同ニュースの日本語版を配信している以下のPJA NEWSで公開。以下のリンクよりご覧いただけます。

参考記事:パタヤ・ウォーキングストリートのウインドミル、摘発時の動画

タイでは今年選挙が行われ民政復帰が行われていますが、それまでの軍政の間に、特に未成年者への人身売買や、銃などの武器の犯罪などに厳しくなって、被害を減らす事に成功してきているとも言えます。

これは強権を持てる軍政だからこそできたという面もあるでしょう。賄賂など汚職により妨害される事なく、摘発が出来るようになったためです。

(写真:パタヤ警察署)

このような事もあって、かつてはベトナム戦争の保養地として開発されていたパタヤも、現在は取り締まりが厳しくなったことで治安が向上し、家族が安心して過ごせるビーチリゾートや、工業団地などに近いビジネスの街としての成長が進んでいるのです。

日本人にも大きな反響を呼んでいる本ニュースは、タイの大きな変化を感じられる象徴的なニュースともなっています。(取材・文◎西山哲治)

あわせて読む:鬼畜! 未成年に売春をさせていた”やり手婆あ”が摘発 警察への詳細な「賄賂」の証拠も押収 | TABLO

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