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号泣会見、一夜で全国区へ...週刊誌記者「今は塩村氏より野々村氏」

TABLO / 2014年7月3日 19時45分

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 兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47・無所属)が交通費として政務活動費約300万円を支出していた問題で釈明会見を行った。会見場で泣き乱れ、感情的になる野々村議員の「号泣会見」はテレビやネットで話題となり、県議会事務局や県広聴室には、苦情や抗議の電話、メールが計約300件寄せられていることが分かった。

 その多くは、「議員を辞職しろ」「政務費を全額返還すべきだ」「説明が不十分」「議会はきちんと調査してほしい」といった批判的なもので、県議会では7日に各会派の代表者会議を開き、対応を協議することを発表した。

 号泣しながら意味不明な言葉をわめく野々村議員の会見映像は、海外でも反響を呼んでいる。英米の海外主要メディアもこの騒動を取り上げ、「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」(英国タイムズ)、「ふしだらな我が国の政治家よりも恥ずかしい存在」(豪州ナイン・ニュース)など皮肉と冷笑をもって伝えているが、この騒動によって命拾いした人物がいるという。

「"セクハラやじ騒動"の塩村文夏都議です。週刊文春で報道された不倫疑惑や過去の問題発言がアンチに取り沙汰されて猛烈なバッシングを浴びていた矢先でしたが、あまりに野々村議員のキャラクターが強烈で、一気にすべて吹き飛んだ感がある。テレビでもネットでもMVP級の露出で、すでに週刊誌記者の多くには『塩村から野々村へ』取材シフトの変更が伝令されています」(週刊誌記者)

 すでに一部の夕刊紙では、野々村議員を一面で「号泣県議 正体と異常過去」と題して、昨年発生したトラブルを報道。同僚議員の「説明に来た市職員に対して声を荒げて対応することもあった。理解を超えた逆恨みをする人物」とする批判的なコメントを紹介している。

 その一方で、野々村氏は県政記者クラブに加盟する報道各社に対して、「会見で全て答え、質問が出尽くしたのを確認した」、「心身ともに疲れ果て、自殺に追い込まれるのではないかと不安で一杯」などと訴え、報道各社へ取材自粛を求める申し入れ書を配布。過剰なバッシング報道やネット炎上に対して、「自殺」をほのめかしつつ牽制した。

 前代未聞の号泣会見で、一夜にして知名度が全国区になった野々村議員。"セクハラやじ騒動"に続き、またしても日本の地方議員が世界の嘲笑を浴びる格好になってしまったが、政務活動費はもとはといえば税金である。会見では何一つ説明を果たしたとは言えず、今後の責任問題は冗談では済まされない。

Written  by 内村塩次郎

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