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【川勝知事辞職】すぐに辞めない?6月辞職ならボーナス満額支給。突然の知事辞意表明の波紋広がる 知事選めぐる水面下の動きも活発化(静岡県)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年4月4日 17時9分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

職業差別とも取れる不適切発言で批判を浴び、2日、突然 辞職を表明した川勝知事。3日の記者会見では「リニア」の問題が辞職決断の大きな理由の一つと説明するなど周囲では驚きと不満が広がっています。

3日 臨時会見を開き、辞職を決断した理由を説明した川勝知事。会見の約3時間後…その姿は浜松市に。

(清水 将光 記者)

「静岡市で会見を終えた川勝知事、浜松市にある料亭に今 入ってい

きます」

3日 夜は長年支援を受けてきた自動車メーカー・スズキの鈴木修相談役と面会し、辞職を決断したことを報告しました。

一夜明け、鈴木修相談役は、川勝知事との面会について「突然の辞任にびっくりしました」と答えた一方で、「ご苦労様でした」と、ねぎらいの言葉をかけたという事です。また、後継者については、「話題にはあがっていない、後任は県民の声を聞く人が望ましい」とコメントしました。

一方、3日の会見で、6月の県議会初日で辞職したいと話した川勝知事には疑問の声も。

夏のボーナスの支給は6月1日が基準日のため、6月の県議会初日に辞める場合は知事に約320万円のボーナスが満額支給されます。これについて質問されると。

(記者)

Q.「6月にボーナスが出ますけど、このボーナスはもらいますか、もらいませんか?」

(川勝知事 3日の会見)

「そういう事は全く考えていません、自然体でいきたいと思っています」

県によると夏のボーナスは5月1日より前に辞職すると受給資格を失い、5月中に辞職した場合は支給額が8割に減額されるということです。

また、現在4期目の川勝知事は、1期目の退職金は辞退していますが、

2期目、3期目はそれぞれ約4059万円が支給されています。

県によると知事が6月に辞職した場合は35か月分の約2960万円が

支給される予定ですが、退職金は在職した月数で支給額が変わるため、

知事の今後の対応に注目が集まります。

こうした状況も受け、知事と対立してきた県議会の自民党会派は、4日 議員総会を開き、今後の対応を協議しました。

そして、自民党と公明党会派は川勝知事あてに「不適切発言の改めての謝罪」や「早期の辞任」を求める申し入れを行いました。

そして知事選をめぐる水面下の動きも活発化しています。

2日、知事が辞職表明する直前には立憲民主党の渡辺周衆院議員に知事選の相談をしていたことが分かっています。

(渡辺 周 衆院議員)

「携帯電話に川勝知事から直接ありましてお世話になりましたと。びっくりしましたねそれ以外の何物でもないです」

(記者)

Q.「後継についての話は?」

(渡辺 周 衆院議員)

「何かそういうふうに言われてるんですが、ちょっと機微に触れる話ですので。ただ今後の話をついについてはですね、何かそのような含みの形でおっしゃられた」

4日、渡辺議員が所属する立憲民主党県連の源馬 謙太郎代表は…。

(立憲民主党静岡県連 源馬 謙太郎 代表)

「やっぱり静岡県に対する思いを強く持っていてくださる方が、私、個人的にはいいなと思いますね」「まだ全然その個人名は挙げてません。これから仲間とも議論してきますし、我々立憲民主党だけではなく、仲間の県議の皆様のご意見っていうのはすごく大事ですし」

一方、知事と対立してきた自民党会派は3日、知事の臨時会見の後に役員会を開き、今後の対応を協議しました。

(自民改革会議 増田 享大 代表)

「一刻も早く候補者擁立に向けた努力をしていく」「任期途中の辞職になるので県政にとっては緊急事態。対立構図が県民にご迷惑をかけてきたことはある。できるならば”オール静岡”で新しい知事を誕生させたい」

4日、自民党県連の城内実会長も取材に応じ、与野党相乗りの可能性を強調しました。

(自民党静岡県連 城内 実 会長)

「あくまで個人的な考えですが、自民党が独自候補を出してというのではなくて、これまで川勝知事と県議会の会派の対立がありましたよね。 こういう非生産的なことではダメだと思ってまして、やはり対立・分断よりも融和が大事だと思ってます」「同じ与党の公明党、そして例えば国民民主党・立憲民主党・その他の政党もありますよね」「いわゆる相乗りの形で自民党がもっと1歩引いた方が引いてくってこともあり得るんじゃないかなと」

今後、知事選に向けて急ピッチで加速すると思われる候補者選び。

元県職員で地方行政に詳しい静岡産業大学の小泉祐一郎教授は突然の辞任により「準備期間が短い」ことでの影響が出る可能性があると話します

(静岡産業大学 小泉 祐一郎 教授)

「新しい方が出るのに準備期間がないと本当の新人が出るのが難しい。今まで名が出てない人が出てくる時間的余裕がない。今まで名前が出ていた人や現職の政治家が出やすくなるかなと」

「前回の知事選はリニア一色。今回はリニアというよりも県民生活や県をどうやって発展させるか。人口減少問題もあるし新たな産業をどうするかなど新しい政策の方向性や課題への対応を注目してもらえれば」

選挙で無類の強さを見せてきた川勝知事の突然の辞職表明。次の知事選に向けた各党の動きに注目が集まります

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