日産 新型「キャシュカイ」世界初公開! コンパクトSUVのパイオニアが3代目へ全面刷新
くるまのニュース / 2021年2月18日 19時43分
欧州日産は、クロスオーバーSUV「キャシュカイ」の新型モデルを世界初公開しました。3代目となる新型キャシュカイとは、いったいどのようなモデルなのでしょうか。
■マイルドハイブリッドとe-POWERを用意
日産の欧州法人は、クロスオーバーSUV「キャシュカイ」の新型モデルを2021年2月18日に世界初公開しました。
日本でもかつて「デュアリス」として販売されていたモデルですが、海外で進化を遂げ、今回3代目へとフルモデルチェンジします。
2007年にデビューしたキャシュカイは、欧州市場でCセグメントにおけるクロスオーバーSUVのパイオニア的モデルとして市場を牽引。同市場で最も売れている日産のモデルとなりました。
3代目となる新型モデルは、洗練されたデザインや快適性、効率的なパワートレインといった最新技術を採用し、同セグメントに新機軸を打ち出します。
新型キャシュカイは持続的な成長と安定的な収益の確保を目指す事業構造改革「Nissan NEXT」において、欧州市場で重要な役割を担う最新モデルです。
新型キャシュカイは、歴代のデザインを引継ぎながら、引き締まったシャープでモダンなデザインへと進化。ボディサイズ(従来比)は、全長4425mm(+35mm)×全幅1838mm(+32mm)×全高1635mm(+10mm)、ホイールベース2666mm(+20mm)です。
Vモーショングリルやリアに流れるようにデザインされたフローティングルーフ、シンプルでありながらも、大胆かつ力強い印象を与える、緻密で張りのあるラインなど、日産のグローバルデザインランゲージが活かされています。
くっきりとしたショルダーラインと、引き延ばされたホイールベース、印象的な20インチのアルミホイールなどによって力強さを表現。
また、スリムな形状のLEDヘッドライトはシャープな印象を与えるだけでなく、走行環境や歩行者の有無に合わせて自動で配光を調節する技術を採用しました。
サイドのデザインは、フロントからリアにかけて流れる1本の特徴的なキャラクターラインが力強くスポーティな印象とするとともに、リアのテールランプは点灯時に立体感のあるデザインとすることで強い存在感を示しています。
ボディカラーは、11種類のモノトーンと5種類のツートンの計16種類のカラーバリエーションが用意されました。
新型キャシュカイの室内空間は、快適で使いやすいだけではなく、高い質感を備えています。
新型キャシュカイの室内は、いつまでも乗っていたくなるような心安らぐ空間を目指してデザインされました。
新しいシート素材やアンビエント照明によって、乗る人すべてにプレミアムな体験を室内で提供。
質感の高い素材や先進の機能、細部の造形に至るまで、最先端のデザインと高い実用性を両立させた室内空間を実現しています。
新型キャシュカイは、新開発の12Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.3リッターの直噴ターボエンジン(最高出力138HP/156HP)を搭載。駆動方式やトランスミッションは、2WD仕様に6速MTとXtronic CVT、4WD仕様はXtronic CVTのみを設定。
12Vマイルドハイブリッドシステムは、高性能リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、減速時のエネルギーを回生して走行時に利用することで、燃費の向上とCO2排出量の低減を図ります。
また、欧州初となる「e-POWER」も追加される投入予定だといいます。
キャシュカイe-POWERは、高出力が求められる欧州市場のニーズに応えるため、日産が世界で初めて開発した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載。
コンパクトで高出力と高い燃焼効率を実現する1.5リッターエンジンをe-POWERと組み合わせることで、最高出力187HPかつより高効率な電動パワートレインを実現。駆動方式は2WD仕様のみです。
■先進の「プロパイロット(ナビリンク機能付)」搭載
新型キャシュカイは、欧州市場で初めてアライアンス CMF-Cプラットフォームを採用したモデルで、最先端の車体構造とテクノロジーアーキテクチャを具現化しました。
車体の骨格部分には従来よりも多く軽量素材を採用。最新のプレス技術と溶接技術を用いることで強度を高めると同時に、軽量化も実現しています。
日産新型「キャシュカイ」
また樹脂バックドアの採用や、先進的な製造技術を導入することで、現行モデルと比較して60kgの軽量化を実現するだけではなく、車体剛性を41%向上させました。
これにより、ワンランク上の洗練された走りと安定した乗り心地を実現するとともに、事故時の安全性も格段に向上させました。
これらの技術革新により、新型キャシュカイの全体的な性能を引き上げています。
CMF-Cプラットフォームを採用した新型キャシュカイは、前後のサスペンションに改良を施しました。
フロントサスペンションにはマクファーソンストラット式、リアサスペンションには、2WDモデルはトーションビーム式、20インチのホイールを装着する4WDモデルはマルチリンク式を採用しました。
また、パワーステアリングも改良し、ハンドル操作時の応答性と中立付近の安定感を向上させています。
新型キャシュカイは、スマートフォンとのスムーズに連携し、最大7台のデバイスとの接続を可能とする車載Wi-Fiや車両の状態をモニタリングする専用アプリ「Nissan Connect Services」など、先進的なインフォテインメントシステムを搭載しています。
ステアリングのダイヤルスイッチで操作する12.3インチのマルチインフォメーションスクリーンは、ナビゲーション、エンターテインメント、交通情報、車両情報などの表示レイアウトを自由に選択できます。
また、マルチインフォメーションスクリーンの背景には、日本の切り子ガラスをモチーフにしたデザインを採用し、日本のDNAを表現しています。
新しい10.8インチのヘッドアップディスプレイ(HUD)は、ナビゲーションルートや運転支援情報や道路情報などをフロントガラスに映し出すことで、ドライバーが運転に集中できるよう工夫されています。
高解像度9インチのNissan Connectディスプレイ画面には、ナビゲーションやエンターテイメント、車両設定機能が搭載されており、Android AutoとApple CarPlayの両方に対応。
また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaといった自宅とクルマをシームレスに繋ぐ機能にも対応しています。
新型キャシュカイには、さまざまな状況においてドライバーをサポートする安全運転支援機能を搭載。
「プロパイロット(ナビリンク機能付)」は、高速道路での同一車線内での加減速をサポートすることで、運転中の疲労やストレスを軽減。
直感的な操作を可能とし、ナビゲーションデータを利用することで、急なカーブや高速道路の出口などにおいて車速を自動調整し、スムーズな運転をサポートします。
※ ※ ※
新型キャシュカイは、2021年夏より欧州市場に投入される予定です。
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