日産が新型「小さな高級車」世界初公開！ 全長4.4m級にクラス超え「上質内装」×斬新グリル採用！ “日本的”デザインに一新の「新型キャシュカイ」欧州で発表

日産の欧州法人は新型「キャシュカイ」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

■日本らしいスタイルに一新… 内装も上質感アップ

　日産の欧州法人は2024年4月17日、新型SUV「キャシュカイ」を発表しました。
　
　大幅改良が実施され、デザインなどが一新されています。

　キャシュカイは2006年に登場したコンパクトSUVです。欧州を中心に世界各国で展開されており、初代は日本でも「デュアリス」の名称で販売されていました。

　現行型は2021年2月に発表された3代目で、CMF-Cプラットフォームの採用による走行性能の向上や、先進運転支援システム「プロパイロット」が設定されました。

　ボディサイズ（改良前モデル）は全長4425mm×全幅1835mm×全高1625mm、ホイールベースは2665mmです。

　今回の大幅改良では、デザインやインテリアのリフレッシュが図られました。

　フロントデザインは日本の甲冑（かっちゅう）の“鱗”からインスピレーションを受けたグリルを採用。新形状のヘッドライトと一体化して組み合わせ、大きな逆三角形を構成するデザインとなりました。

　フロントバンパーの下部はボディ同色塗装化され、ロアグリル周辺にはグロスブラックのアクセントが施されるなど、存在感を高めています。

　ボディサイドはフェンダーアーチやドア下部の無塗装樹脂部をボディ同色塗装としたほか、幾何学的なダイヤモンドカットのアルミホイールを採用。ホイールサイズは18インチから20インチが用意されますが、20インチはクラス最大だと言います。

　リアもボディ同色の面が増えたことに加えて、新デザインのテールランプを採用。形状は同一ですが、4つの灯体が浮かんだ未来感のあるものを装備しています。

　インテリアでは、上級グレードでインパネやドアトリム、コンソールなどにアルカンターラ素材を採用。シート素材もキルティングを施したプレミアムレザーを用いたほか、アンビエントライトも装備するなど、上級SUV並みの豪華な仕立てとなっています。

　パワートレインは可変圧縮エンジン「VCターボ」技術を採用した1.5リッター3気筒ターボエンジンに140kWのモーターと1.8kWhのバッテリーを組み合わせる「e-POWER」を搭載し、高レスポンス、高トルクと低燃費を両立しています。

　これに加え、1.3リッター4気筒マイルドハイブリッドモデルも設定される予定です。

　先進運転機能では、インテリジェントエマージェンシーブレーキや車線逸脱防止機能などを引き続き搭載しますが、支援レベルをドライバーの好みに応じて変更できるようになったほか、標識認識に制限速度を超えた場合アラームがなる機能を付与しています。

　さらに、アラウンドビューモニターも改良され、前方・後方・側面などのビューを表示できるようになり、動体検知と組み合わせて警報がなる機能や、前輪のクリアランスを確認できるインビジブルフードビュー、複数回利用した駐車場を学習し、駐車しやすくするパーキング スポット ロケーション メモリなどが搭載され、安全性能が向上しました。

　また、欧州向けの日産車としては初めてGoogle ビルトインを採用。Googleマップにより最新の地図が利用できるだけでなく、パーソナライズされたスポットを利用できるほか、エアコンやナビの操作を音声でコントロールできるアシスタント機能も利用できます。

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　新型キャシュカイの価格やグレード、具体的な登場時期は不明で、追ってアナウンスされると見られます。