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高性能かつカッコイイ! 日本で販売されなかったイケてるクーペ3選

くるまのニュース / 2021年12月3日 16時10分

2000年代以降、ニーズの変化から人気が急落してしまったクルマといえばクーペです。この傾向は日本だけでなく世界的にも同様で、クーペのラインナップはかなり少なくなってしまいました。そこで、日本車ながら日本で販売されなかったイケてるクーペを、3車種ピックアップして紹介します。

■日本で販売されなかった国産メーカーのクーペを振り返る

 2021年は、トヨタ「86」/スバル「BRZ」がフルモデルチェンジを果たして大いに話題となりました。しかし、両モデルのようなコンパクトな2ドアクーペは、世界的にも絶滅が危惧されるほど貴重な存在です。

 1980年代から1990年代の日本では各メーカーからコンパクトクーペ(2ドア/3ドア)が販売され、若者を中心に人気を獲得し、まさに隆盛を極めていました。

 ところが、1990年代の終わり頃からニーズの変化から徐々に人気が下落。2000年代になると急激にラインナップが減少して今に至ります。

 大型かつ高額なクーペはパーソナルカーとして一定の需要があるため、比較的豊富ですが、前述のとおり小型のクーペはほとんど淘汰されてしまいました。

 クーペは普段使いでのユーティリティは優れているとはいえませんが、スタイリッシュなフォルムで高性能なモデルも多く、その魅力が色あせたわけではありません。

 そこで、かつてクーペ人気が日本以上に高かったアメリカで販売されたイケてるクーペを、3車種ピックアップして紹介します。

●サイオン「tC」

「86」よりもカジュアルな印象のFFスポーツクーペ、2代目「tC」「86」よりもカジュアルな印象のFFスポーツクーペ、2代目「tC」

 トヨタは2003年に、レクサスに続く第3のブランドとして「サイオン(SCION)」を北米で立ち上げました。レクサスが高級車ブランドだったのに対し、サイオンは若者向けのブランドで、比較的安価でスポーティなモデルを専門にラインナップし、日本でもおなじみの「bB」や「86」「iQ」などをサイオンブランドのモデルに改良して販売しました。

 そして2004年にはサイオン専用モデルとして「tC」が誕生。tCはコンパクトなFF3ドアハッチバッククーペで、外観は2ドアクーペの「FR-S」(日本名、86)がシャープな印象だったのに対し、tCは極端なショートデッキでよりカジュアルなデザインでした。

 その後、2010年には2代目が登場し、基本的なフォルムを含むコンセプトは初代から受け継いでいましたが、フロントフェイスはより精悍なデザインに一新されました。

 搭載されたエンジンは最高出力180馬力を発揮する2.5リッター直列4気筒のみで、トランスミッションは6速ATと6速MTが設定され、駆動方式はFFの2WDを継承。

 2014年にはさらにフロントフェイスを刷新するビッグマイナーチェンジがおこなわれ、トヨタ車のデザインコンセプトである「キーンルック」が取り入れられました。

 内装のデザインもスポーティで、余計な加飾を控え、ドライビングに集中できる機能的な印象です。

 また、サスペンションやATのシフトプログラムがスポーティな味付けにチューニングされるなど、FFスポーツカーとして走りの性能も向上しました。

 しかし、トヨタは2016年にサイオンブランドを廃止し、tCは86と統合されたかたちで生産を終了しました。

●ホンダ「シビッククーペ」

流麗なフォルムのボディにパワフルなエンジンを搭載した5代目「シビッククーペ」流麗なフォルムのボディにパワフルなエンジンを搭載した5代目「シビッククーペ」

 ホンダは他メーカーに先駆け、1982年にアメリカ工場を設立し、北米向けの2代目「アコード」の現地生産を開始しました。

 その後、カナダにも工場を建てるなど現地生産を積極的におこない、アメリカホンダよって新型車の企画・開発も進め、そのなかの1台が1991年に登場した初代「シビッククーペ」です。

 シビッククーペは日本にも輸入・販売されましたが、2000年に2代目をもって国内モデルの販売は終了となりました。

 しかし、その後も北米市場専用モデルとしてシビッククーペは代を重ね、2016年には6代目がデビュー。プラットフォームは10代目シビックをベースにしており、これまでと同じくアメリカホンダによって開発されました。

 グレードは大きく分けてスタンダードモデルと高性能モデルの「Si」があり、フロントフェイスはセダン/ハッチバックのシビックから継承されましたが、ボディは前傾姿勢が強いウェッジシェイプで、流麗なフォルムのクーペに仕立てられていました。

 搭載されたエンジンは、最高出力174馬力の1.5リッター直列4気筒ターボと158馬力の2リッター直列4気筒自然吸気、そしてSiには205馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボが搭載され、Siのトランスミッションは6速MTのみです。

 さらに、Si専用デザインの前後バンパーやホイール、リアスポイラーなどが装備され、外観をさらにスポーティに演出。

 内装にも専用のスポーツシートを装備し、各部のステッチからインパネまわりまで随所にレッドカラーのアクセントを入れるなど、若々しい印象となっていました。

 しかし、2021年6月に11代目シビックが登場すると、シビッククーペは設定されず、誕生から30年の長い歴史に幕を下ろしました。

●インフィニティ「Q60」

妖艶な美しさがあるサイドビューが特徴的なラグジュアリークーペの「Q60」妖艶な美しさがあるサイドビューが特徴的なラグジュアリークーペの「Q60」

 日産は1989年に、アメリカで高級車ブランドの「インフィニティ(INFINITI)」を設立しました。現在、インフィニティは欧州や中国など世界各国で展開されており、主力車種はSUVですが、北米と欧州向けにラグジュアリークーペの「Q60」がラインナップされています。

 現行モデルのQ60は、日本でも日産「スカイラインクーペ」として販売されていたインフィニティ「G」シリーズクーペの後継車で、プラットフォームは「V37型」スカイラインと共通です。

 外観は特徴的なサイドのキャラクターラインと抑揚のある前後フェンダーよる豊かなプロポーションのボディで、ラグジュアリークーペらしい優雅さとスポーティさを兼ね備えています。

 なおフロントフェイスは、マイナーチェンジ前の現行スカイラインと共通のイメージとなっています。

 パワートレインとドライブトレインも基本的にスカイラインと共通で、アメリカ仕様のトップグレード「Q60 RED SPORT 400」には「スカイライン 400R」と同じ最高出力405馬力を誇る3リッターV型6気筒ツインターボを搭載。

 スタンダードモデルの「Q60 ピュア」と豪華仕様の「Q60 ラグジュアリー」には最高出力304馬力のV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、全グレードともトランスミッションは7速ATで駆動方式はFRの2WDと4WDが設定されています。

 今後、Q60がスカイラインクーペとして日本で販売されるのはかなり難しいと思われますが、艶やかなスタイリングのボディは大いに魅力的です。

※ ※ ※

 繰り返しになりますが、86やBRZのようなコンパクトなクーペはもはや絶滅寸前で、欧州車でもBMW「2シリーズクーペ」やアウディ「TTクーペ」、ポルシェ「ケイマン」、アルピーヌ「A110」など、比較的高額なモデルがわずかに残っている程度です。

 今すぐにコンパクトクーペがなくなるわけではありませんが、このまま販売台数の低迷が続けば、どのモデルもフルモデルチェンジすることなく消滅する可能性が高いといわざるを得ません。

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