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なぜやる? だらしない「助手席足上げ座り」! マナー違反が思いもよらない「重大事故」にもつながるリスクとは

くるまのニュース / 2023年3月7日 11時10分

街中や渋滞時などで、助手席の乗員がダッシュボードに足を投げ出して乗っている様子を見かけることがあります。こうした何気なくやっている行為が、思わぬ重大な事故やケガにつながる「リスク」があるのです。

■やってない!? 何気ない行為が思わぬリスクに

 日々ニュースなどで取り上げられる悲惨な事故。事故の原因は実にさまざまですが、「こんなことで」と思うような原因でも、重大な事故やケガにつながってしまう可能性があります。

 これからの季節にやってしまいがちなのが、かかとが固定されていない「サンダル」や「ミュール」「スリッパ」などでの運転。

 かかとが固定されていない履き物は不安定で脱げやすく、引っかかってしまったり、履き物がずれることで操作が一瞬遅れてしまうなど、ペダル操作に支障をきたす可能性があります。

「ちょっとそこまでだから…」という気の緩みは、思わぬ事故につながる恐れがあります。クルマを運転する際はせめてかかとが固定された履き物を選ぶようにしましょう。

 また後席のシートベルトも、着用が義務けられているものの、未だ着用していないケースが散見されます。

 後席シートベルト着用は、2008年に義務化され、一般道では口頭注意のみ(高速では違反点数1点)と、罰則が厳しくないことで、「締めなくても大丈夫」と思っている人が多いかもしれません。

 シートベルトの必要性は前席も後席も変わらず、むしろ後席乗員がシートベルトをしないことで、前席の乗員が危険な目に遭うことにもつながります。

 そのまま装着するとシートベルトが体格に合わない幼児や児童には、チャイルドシートやジュニアシートを適切に使用して、安全を確保しましょう。

 そして、「こんなことで!?」というのが、走行中に助手席の人がダッシュボードに足を上げること。

 街中や渋滞時などで見かけたことがある人も多いでしょう。

 ダッシュボードの上に足を乗せるということは、座面にかなり浅く座っていることになり、シートベルトの腰ベルトが正しく装着されていない状態になります。

 この状態でクルマが衝突、もしくは急ブレーキなどで強い衝撃を受けると、シートベルトの拘束から身体が抜け落ちて、ダッシュボードの下にお尻から潜り込みます。これは「サブマリン現象」とも呼ばれます。

 その結果、腰骨や背中、腰の骨などを複雑骨折したり、ベルトが腰に留まらずお腹に食い込み、内蔵損傷に至るといった、思いもよらない大けがを負うことに。

 だらしない格好でリラックスしたつもりが、重傷事故につながりかねないのです。

 また、助手席の人がダッシュボードの上に足を置くことで、左前や左ミラーの視界も遮られてしまいます。

 左側通行の日本では、クルマの左側には歩行者や二輪車などの交通弱者がいることも多く、左側視界が遮られることは、大変危険なこと。

 もし助手席の人が足を上げたら、上記を説明し、やめてもらうようにしてください。

※ ※ ※

 ほかにも、内掛けハンドルや無灯火での走行、シートを倒しすぎた運転、あおりハンドル、ウインカーを出さずに車線変更など、「危ないなぁ」と感じる運転はいくつかあります。

 やっている側は「自分(だけ)は大丈夫」「自己責任でやっている」「誰にも迷惑かけていない」「これまで事故になっていないし」と考えているのかもしれません。

 しかし事故になれば周囲に多大な迷惑をかけることになります。

 事故になってからどれだけ反省しても、もう取り返しはつきません。日ごろから安全を意識した運転を心がけ、カーライフを楽しんでください。

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