1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「平成35年」は令和何年? 更新時期分からず「うっかり失効」まだ存在… 忘れた後の対応どうする?

くるまのニュース / 2023年3月13日 9時10分

平成から令和に変わってもうすぐ5年目に突入しました。令和に慣れてきている人が多い一方で、運転免許に「平成」表記が残ったことで更新時期が分からなくなる人も存在し、更新することを忘れた「うっかり失効」となる人もいます。実際にはどのような状況なのでしょうか。

■効期間は平成で表記されていても有効!元号が変わる以前に免許取得した人は注意を

 運転免許証には、「●●年●月●日まで有効」というように、有効期限が必ず記載されています。
 
 しかし「平成35年」など存在しない元号で表記されている免許証を持つ人は、免許更新のタイミングをつい忘れてしまうケースが多発しているようですが、うっかり更新手続きを忘れてしまった場合、どのようにすればいいのでしょうか。

 クルマを公道で運転するために必ず所持していなければならないのが運転免許証となり、万が一運転免許証を不携帯の状態でクルマを走行してしまった場合、道路交通法第95条に違反し、反則金3000円となっています。

 その運転免許証には、「●●年●月●日まで有効」というように、元号とともに有効期限が必ず記載されており、この有効期限が切れてしまう前に、運転免許証の更新は必ず行う必要があります。

 運転免許証が更新できるのは、誕生日をはさんだ前後1か月間となっており、最終日が土日・祝日や休日、年末年始の場合は、その翌日まで更新期間が延長されます。

 更新期間が近づけばハガキで更新連絡書が届きますが、そのときになって有効期限に気づく人もいるかもしれません。もちろん、更新期間中に手続きをしなければ免許は失効し運転できなくなります。

 一方で、免許証に書かれた有効期限の表記には注意が必要です。元号が「令和」に変わる以前に免許を取得/更新した場合は、「平成35年まで有効」などと有効年が平成のままで表記されています。

 特に、平成から令和に変わったのは年始(1月1日)でなく4月30日であるため、さらに混乱を招いているようです。

 ちなみに、平成35年は令和5年ですが、令和に入ってからの運転免許証には「2023年(令和5年)」と西暦と和暦で記載されており、元号だけでの表記ではなくなりました。

 このことから、運転免許証の更新をうっかり忘れてしまうというケースが増えています。

 首都圏の警察署交通課の担当者はこういった運転免許証の「うっかり失効」について、以下のように話します。

「元号の切り替わりによって、存在しない年が実際に何年なのかがわからず、混乱してしまったり、元号を勘違いしてしまい、うっかり失効してしまう人は多いです。

 元号の把握も大事ですが、更新時期が近くなった際には免許更新の通知ハガキが届くため、それらの書類をきちんと確認してください」

※ ※ ※

 ちなみに警察庁によると、2021年時に「うっかり失効」をした人は約25万人だったといいます。

 最近では新型コロナウィルス感染症の影響で運転免許証の有効期限が延長されたことなどもあり、更新を忘れたという人はさらに多くなっているようです。

 実際にSNSには、「平成35年っていつだろうって思って運転免許証を見たけど、来年だった!」、「平成35年っていつだよ」、「平成34年って何年だろうと思ったら今年やん!更新通知を1か月以上放置してた」など、平成の元号に戸惑ってしまい、運転免許証の更新をうっかり忘れそうになったというような声も多く見られます。

■ヤバっ! うっかり…免許を更新し忘れたらどうする?

 では、うっかり運転免許証を更新するのを忘れた場合、どのようにすればいいのでしょうか。

 前出の担当者は、運転免許証のうっかり失効について、以下のように話します。

「万が一運転免許証をうっかり失効してしまった場合、きちんとした手続きを行う必要があります。

 更新期限をすぎてしまっても、6か月以内であれば手続きを行うことによって再取得することが可能となっています。

 ただ、再取得できるからといって、更新期限を過ぎている状態は『運転する許可がない』ということであるため、必ず手続きを行う必要があります」

平成表記やコロナ禍によって運転免許の更新をうっかり忘れる人が続出している?平成表記やコロナ禍によって運転免許の更新をうっかり忘れる人が続出している?

 更新期限をすぎた際の手続きには、運転免許証や住民票、更新連絡書などの必要書類の提出にくわえ、手数料がかかります。

 なお、この手続きの場合は仮免許や本免許の学科試験と技能試験が免除されるため、視力や運動能力の審査といった適性試験と講習に合格すれば新しい運転免許証をもらうことができます。

 ただし、新しい免許が交付される前に運転すると無免許運転になり、保険会社の保険も適用外となる場合があるので注意が必要です。

 また、6か月を過ぎると、仮免許試験に合格するところからやり直さなければなりません。1年を過ぎると本免許試験も免除されなくなるので、全ての試験に合格して講習を受けることになります。

 更新期間から時間が経つほど免許を取り戻すのに労力がかかってしまうため、忘れずに更新手続きを行いましょう。

 ※ ※ ※

 このように、元号の切り替わりによって運転免許証の更新をつい忘れてしまうという、「うっかり失効」が多発しています。

 故意ではないとはいえ、そのままの状態で運転すると無免許運転となるので気をつけなければなりません。

 また、平成の下一桁は令和の年数と同じと覚えておくと、平成のままで表記された免許証でも有効期限が把握しやすく便利です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください