1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

ワイパーの「ぎぎぎ音」なぜ鳴る!? 劣化しすぎで「車検通らない」場合も 取り換える「目安」とは

くるまのニュース / 2023年6月14日 20時10分

梅雨や台風など、雨に遭遇する機会が増えるこの時期、クルマの安全運転に欠かせないのが「ワイパーの点検」です。取り換える目安などを紹介します。

■雨が多い季節! ワイパーのゴムは「早めにチェック」が吉!

 クルマのフロントガラスに備わるワイパーは、雨の日の水滴を拭き取り、安全な視界を確保する重要な装備です。
 
 しかしゴム製パーツの劣化や損傷により機能を十分に果たさない場合、「保安基準不適合」として車検が通らない可能性もあるといいます。

 ワイパーの動力源はモーターで、リンクアームが回転力を往復運動に変換しています。

 その先にワイパーアームとなるメインフレームがあり、ワイパーフレーム(ワイパーブレード)を介してワイパーゴムが取り付けられています。

 運転席のステアリングホイール近くにあるワイパースイッチをオンにすると、モーターが回転しリンクアームによってワイパーアームが左右に動き、その先に取り付けられたワイパーゴムがガラスに付着した水分や汚れを拭き取る構造となっています。

 そんななかで、雨の拭き取りに重要な役割を果たすのがワイパーゴムです。

 ワイパーゴムは、フロントガラスやリアガラスについた水滴を拭き取り、視界を確保するために装備されています。

 しかし素材はゴムであるため、紫外線や気温の変化、雨、雪など外部環境の影響により劣化していきます。

 春先などは雨水の中に黄砂や花粉などの不純物が混ざることもあり、水滴を拭き取ると同時にそれら不純物がゴムに対してダメージを与えてしまいます。

 また夏は炎天下、冬は凍結からの解凍など、1年を通じてワイパーゴムには様々な負荷がかかっているのです。

 ゴムは劣化すると柔軟性が低下し、ひび割れが発生していくため、走行距離に関わらずワイパーゴムの交換推奨は約1年とされています。

 ここ最近、ワイパーゴムを交換した覚えのない人は、改めて確認する必要があります。

 ワイパーゴムの交換目安を確認する方法として一番わかりやすいのは、ワイパーを動かして、水滴の拭き残しを確認することです。

 雨天走行時等でワイパーを使用する際、以下のような症状が出る場合は、ワイパーゴムの寿命がきている可能性があります。

・左右にスジ状の線が残る

・ワイパーの動きがガタガタと引っかかりのような状態になっている

・最後まで水分を拭ききれず、にじみが残るようになる

・水分の拭き取りにムラができる

 ほかにも、ワイパーゴムの見た目からも劣化具合を確認することができます。

■ワイパーゴムの劣化を見た目から確認する方法

 ゴムは、紫外線によって劣化が進行してしまいます。特に青空駐車による保管の場合は、劣化しやすい環境なだけに注意が必要です。

 ワイパーゴムのひび割れは目視で確認できます。放置し過ぎるとゴムが裂けて、ゴムを支えるブレードからゴムが外れる場合もあります。

 ひび割れを確認した時点で、交換時期と判断しておくと良いでしょう。

ワイパーの部品交換は修理工場などで可能ですが、自身で挑戦してみるのも良いでしょう[画像はイメージです]ワイパーの部品交換は修理工場などで可能ですが、自身で挑戦してみるのも良いでしょう[画像はイメージです]

 稼働していなくても、ワイパーはフロントガラスに押し付けられた状態になっています。

 押し付けられたワイパーゴムは、時間経過とともに弾力性が低下。変形していくことで、拭き残しや拭きムラが出来る一因となります。

 ワイパーのゴム部分を手に取って確認し、拭き取り箇所が曲がっているようであれば、交換時期となります。

 またゴムが避けてしまい、ペロンと垂れてしまっている場合には即交換しましょう。

 拭きムラが出来て雨天時の視界が確保できないばかりか、車検を通る状態ではありません。

 ワイパーゴムの交換は、クルマの販売店や修理工場、カー用品店などで交換できますが、自身で行うことも可能です。

 ただし車種によってワイパーゴムの種類も異なるため、部品を買う際は適合確認をしっかり行ってください。

 また交換方法には、ワイパー本体ごと交換する場合と、ワイパーゴムのみ交換する場合の2つがあります。

 ワイパー本体の交換は、古いワイパーアームやブレードに錆びが出たりして劣化した場合や、デザイン性を求めたワイパーに変えたい時に選択する方法となります。

 交換費用は、ワイパーゴムのみの交換が安く済みます。

 なおワイパーゴム交換の際に、フロントガラスに傷を付けてしまうリスクがある点は注意しないといけません。

 ワイパーゴムが付いている状態では大きな問題が生じませんが、ゴムを取り外した際にワイパーフレームをうっかり倒してしまうことで、金属でできた硬いフレーム部分がガラスに押し付けられ、傷やひび割れを起こしてしまう可能性があるのです。

※ ※ ※

 ワイパーに異常があると、悪天候時に視界が急激に悪化し、事故を起こすリスクも高まります。

 梅雨時のみならず、夏から秋にかけても台風などで雨が多くなる季節が続きます。

 面倒がらずにワイパーの状態を確認しておくと良いでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください