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車の免許証「12桁の数字」どんな意味? 「最後の1桁」はまさかの“事実”が隠れている? 知られざるルールとは

くるまのニュース / 2023年6月23日 8時10分

運転免許証には12桁の番号が記されていますが、どのような意味があるのでしょうか。

■免許証の「番号」にヒミツがある?

 クルマの運転免許証には12桁の番号が記されています。実はこの番号には一定のルールが存在しているといいます。
 
 どういった内容で決められているのでしょうか。

 運転免許証には名前や生年月日のほか、本人の顔写真や免許を取得した日、免許の種類や条件など様々な情報が記載されています。

 このうち、左下には12桁の番号が書かれています。

 普段はあまり気に留めることもない数字ですが、この番号はランダムに決められているわけではありません。

 免許証の管理を的確に行うために、番号の内容と形式について統一のルールがあり、いくつかの情報を組み合わせて一人ひとり異なる番号が割り当てられることになっています。

 まず、12桁のうち最初の2桁は、初めに免許証が交付されたときの都道府県の公安委員会のコードです。

 例えば東京であれば「30」、大阪は「62」というように数字が振られており、1桁目が「0」になることはありません。

 この公安委員会のコードは基本的に都道府県ごとにひとつのコードを使用しますが、北海道のみ例外で、北海道(札幌)「10」、函館「11」、旭川「12」、釧路「13」、北見「14」と、道内で地域により管轄する公安委員会が分かれているため、別々の番号が付されます。

 次の3・4桁目は、免許を最初に取得した年の西暦下2桁です。例えば2023年に初めて免許を取った人は「23」、2022年なら「22」、1999年なら「99」と表示されます。

 続く5桁目から10桁目までの6桁は交付番号といい、各公安委員会が管理するために使用される交付年ごとの一連番号です。

 つまり、例えば東京都で2023年に初めて免許を取得した人であれば、最初の4桁は「3023」で同じですが、続く6桁は必ず違う番号が付与されることになるということです。

 次の11桁目はチェックデジットという入力誤りなどを確認するために用いられる数字で、10桁目までの数字をもとに自動的に割り振られます。

 免許証番号の12桁のうち、ここまでの11桁の数字は、最初に免許を取得したときに割り当てられれば、その後変更されることはありません。

 例えば、最初に東京都で免許を取得した人は「30」から始まる免許証番号が付与されますが、ほかの道府県に引っ越した後に免許証を更新したとしても、引き続き「30」始まりの番号が使用されます。

 取得年を表す3・4桁目も同様で、更新手続きや違う種類の免許を複数取得して免許証が新しくなったとしても変更されることはありません。

 一方で、免許証番号のうち唯一変わる可能性があるのが、12桁目の再交付番号です。

 再交付番号は、免許証をなくしたなどの理由により再交付を受けた回数を表す数字で、初めて免許を取得したときは必ず「0」ですが、再交付を受けた場合はその回数に応じて「1」「2」と値が増えていきます。

 再交付が10回以上となる場合でも「0」に戻ることはなく、10回目は「1」、11回目は「2」というように、1から9の数字が繰り返されることになっています。

 なお、通常の免許証の更新や、原付免許を取得した後に普通自動車免許を取得するなど、違う種類の免許を取得して免許証が新しくなる場合には「再交付」の扱いにはならないため、12桁目は「0」のままで変更ありません。

 このように、免許証に記されている12桁の番号は、一人ひとり異なる固有の番号で、初めて免許証を取得した年や都道府県などが読み取れるほか、免許証を再交付した回数もわかるようになっています。

 多くの情報が記載されている運転免許証を紛失しないよう、十分注意しましょう。

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