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静岡~関越道の最短経路!?「新山梨環状道路」全線事業化まで「あと1工区」に 北部区間が新規追加で「大いに期待」知事も喜びの声

くるまのニュース / 2024年3月11日 7時40分

道路整備にGOサインとなる「事業化」の候補路線に、山梨県の甲府盆地をぐるりとつなぐ「新山梨環状道路」の区間も挙げられました。開通すればどう便利になるのでしょうか。

■甲府都市圏を囲む「新山梨環状道路」

 国土交通省は2024年3月1日、きたる2024年度に道路整備事業として新規事業化を果たす路線について、候補を選定しました。
 
 その中に、山梨県の甲府盆地をぐるりとつなぐ高規格道路「新山梨環状道路」の北部区間が含まれています。開通すればどうなるのでしょうか。

 今回、事業化候補となったのは北部延伸部のうち「桜井~塚原」区間です。

 甲府市周辺は交通集中が激しく渋滞に悩まされています。その背景として、東西に伸びる動脈の国道20号や、静岡方面、さらには秩父方面からやってきて抜けていく交通が、すべてこの中心部に結節する点があります。

 この交通集中を緩和するため、通過交通を郊外にバイパスさせる「新山梨環状道路」が計画され、徐々に具体化しているところです。

 新山梨環状道路は、中部横断道の南アルプスICから分岐し東進。ぐるりと反時計回りに、各道路を郊外につないでいきます。秩父方面へ向かう「西関東連絡道路」と接続する「桜井JCT」まで、すでに事業化済み。そのうち中央道・甲府南IC付近までが開通しています。

 このいわゆる「東部区間」が完成すれば、東名・新東名の静岡方面から秩父方面へ信号無しで一気に抜けていくことができ、関越道で高崎方面まで抜ける「最短距離」がますますスムーズとなります。

 さらにその先、桜井JCTからは北部区間として、観光地の昇仙峡などを経由して、西側郊外へ回り込み、中央道の双葉JCT付近で国道20号に接続します。こちらも国道20号側の宇津谷から昇仙峡に近い牛句までが事業化済みです。

 つまり、残る未事業化区間は、北部区間の桜井~塚原~牛句を残すのみでした。その東半分が今回、事業化を果たすこととなります。これで未事業化区間はいよいよ「残り1工区」のみとなります。

 念願の「全線事業化」まであとわずかとなった今回の指定に、山梨県の長崎知事は「甲府都市圏の交通円滑化、或いはリニア駅と県内各地のアクセス性の向上を図るため、全線をつなげることが大変重要な課題であるということで、取り組みを進めてきました」としたうえで、「極めて大きな効果を山梨県全体にも及ぼすものになるだろうということで大いに期待をする次第であります」と、嬉しさあふれるコメントを発表しています。

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