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ホンダの「斬新軽トラ」がスゴかった! めちゃ「画期的な荷台」にオシャグリーン採用! バン×軽トラ“融合”の「HOBICK」は登場が早すぎたのか

くるまのニュース / 2024年4月12日 12時30分

ホンダは過去の東京モーターショーで、個人ユーザーが趣味で自由に使うといったコンセプトの軽トラックを披露していました。どのようなモデルなのでしょうか。

■軽トラと軽バンを融合させた「ホビック」 市販化は叶わず

 新技術や斬新発想のコンセプトカーが発表されてきた国内外のモーターショーですが、なかには、後に市販していれば人気が出たかもしれないモデルも多くあります。
 
 そんな「登場が早すぎた」と言えるモデルのひとつがホンダ「HOBICK(ホビック)」です。

 ホビックは2004年に開催された第38回「東京モーターショー2004」で世界初公開された軽トラックのコンセプトモデルです。

 当時のホンダは「オフタイムに快適、便利に働く、趣味のためのマイトラック。」としており、“趣味のためにとことん使い尽くせるトラックがあってもいい”、そんな発想を具現化したと説明します。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1880mm、ホイールベースは2420mmで、乗車定員は2名です。

 ベースは、当時ホンダから販売されていた軽バン「バモスホビオ」とみられ、ハイルーフなキャビンを持ちます。

 フロントフェイスはヘッドライトとグリルが一体化したデザインで、ボディカラーもポップなグリーン1色。ホイールもスポークの内側がボディと同じグリーンのアクセントが施されるなど、近未来感と遊び心を感じさせます。

 一方で、ボディの中央から後部にかけてはバモスホビオとは全く異なり、荷台を持つ軽トラックに仕上がっています。

 この荷台には「カーゴシェル」というスクエアな穴が設けられた仕切り板が搭載され、左右どちらにも開く構造です。これにより、荷台下部は比較的平らなものを積載し、カーゴシェルに自転車などの大型の荷物を固定して積載できるようになっています。

 さらに、荷台にはキャビン部との仕切りが設けられ、これを取り外して助手席を格納すれば、最大2500mmもの長尺物を積載できる点もポイントです。

 インテリアもエクステリア同様にポップにデザインされ、グリーンのシートやインパネ、ドアトリムを装着したほか、エアコン操作部やシートの取り付け部周辺の加飾などもグリーンに揃えられ、楽しい雰囲気を演出しました。

 イメージ画像では、カヤックと自転車が積載され、室内にはシューズなどのギアが収納されており、趣味に没頭する若者を想定したイメージとなっていました。

 現実味のあるデザインで登場も期待されましたが、残念ながらこのホビックは市販されることはありませんでした。

 しかし、のちにスズキ「スーパーキャリイ」やダイハツ「ハイゼットジャンボ」など、軽トラックをハイルーフ化し、バン×軽トラという新ジャンルのモデルが登場。

 さらに、現在ではキャンプなどのアウトドアレジャーが一般化したことで、広い荷室やシンプルな構造の軽トラックや軽バンを活かし、趣味のギアとしてカスタムなどを施して使う一般ユーザーも増えています。

 当時としてはかなり斬新なアイデアでしたが、20年経過した今登場すれば、もしかしたらヒット車となっていたかもしれません。

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