ニッサン次期型「セフィーロ!?」 “30個以上”の「画期的ギミック」搭載! “くうねるあそぶ”を現代解釈した多機能セダン「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」とは?
くるまのニュース / 2025年1月10日 21時10分
日産は2023年3月、同社のスポーツセダン「スカイライン」をベースに、かつて展開していた「セフィーロ」のキャッチコピー「くうねるあそぶ」を現代風に解釈した「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」を公開しました。30以上もの独創的な仕掛けを備えたこのクルマは、どのような意味を持つのでしょうか。
■日産が描く“くうねるあそぶ”の現代解釈とは
日産は2023年3月、同社のスポーツセダン「スカイライン」をベースに、新しいコンセプトカー「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」を発表しました。
このモデルは、1988年に発売された「セフィーロ」のキャッチコピー「くうねるあそぶ」を現代風に解釈して作られたもので、セダンという形式を保ちながら、快適に「食べる」「寝る」「遊ぶ」ための数々の仕掛けが詰め込まれています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
コンセプトの元となったセフィーロは、日産が1988年から1994年まで展開した中型セダンです。
セフィーロとはイタリア語で「西風」を意味し、風のように軽快で快適な走行をイメージさせる名前でした。
エクステリアは鋭角的でありながらも滑らかなラインが特徴で、当時のセダンには珍しい4輪独立懸架システムを採用。
電子制御サスペンションやTCS(トラクションコントロールシステム)など、先進的な技術を備えていました。
コンテンポラリー ライフスタイル ビークルのベースとなった現行スカイラインは、2013年11月に発表された13代目モデル。
ボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm、ホイールベースは2850mmで、2019年9月にはVモーショングリルと日産エンブレムを新たに採用し、デザインを中心にマイナーチェンジが施されました。
インテリアには、運転のための機能性とプレミアムスポーツセダンとしての質感を追求したコックピットを採用しています。
装備面では、ダイレクトアダプティブステアリングを搭載。
路面の凹凸によるハンドルのぶれや進路の乱れを抑え、安定した心地よいハンドル操作を楽しめます。
パワートレインには3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力304ps・最大トルク400Nmを誇ります。
さらに上級グレード「400R」では、同一エンジンに専用チューニングが施され、最高出力405ps・最大トルク475Nmまで性能を引き上げました。
グレードは4つで(NISMOを除く)、価格(消費税込)は456万9400円から589万9300円となっています。
そんなスポーティなセダンをベースに開発されたコンテンポラリー ライフスタイル ビークルには、AIアシスタント「SORA」をはじめとする、快適な車内生活を実現する30以上もの仕掛けが備わっているのです。
SORAは車内の随所に配置されたセンサーとアクチュエータを介して、まるでクルマと一体化したかのように機能します。
乗員の状況や車内の環境を常に把握し、スマートフォンを通じて対話する事で、深いコミュニケーションを可能にしたのです。
このような機能の数々は、従来のエンジニアリングとは異なる「ブリコラージュ」という発想から生まれました。
開発者達は長時間クルマに乗り込み、思索にふけりながら試行錯誤を重ねて斬新なアイデアを創出。
現代のライフスタイルに合った形で、日常のシーンをクルマの中に巧みに織り込んだのです。
近年、アウトドアブームなどによりクルマの新しい使い方が注目される中、この斬新なモデルが次世代のライフスタイルビークルの先駆けとなる可能性を感じさせます。
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