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ガソリン代にも影響が!? 確認していないと破裂する恐れも! 見た目だけの判断は危険な「タイヤの空気圧」とは

くるまのニュース / 2025年1月11日 10時10分

クルマのメンテナンスで意外と忘れがちなのがタイヤの空気圧チェックです。適正に保たれていないと燃費や安全性に影響を与えます。どのような影響があるのでしょうか。

■燃費や安全性に直結しているタイヤの「空気圧」

 タイヤの空気圧は、クルマを効率的かつ安全に運行させるために重要な要素のひとつです。
 
 特に燃費に大きな影響を与えることが知られています。

 空気圧が適正でないとタイヤの接地面積が変化し、転がり抵抗が増加します。その結果、エンジンがより多くの燃料を消費します。また、空気圧が高すぎる場合、タイヤの摩耗が偏り、結果的にタイヤの寿命を縮める原因となります。

 空気圧を適切に保つことで、燃費向上だけでなく、タイヤの耐久性や操縦安定性も改善されます。しかし、空気圧に注意を払わないと、さまざまなリスクが発生します。

 まず、空気圧が低すぎる状態では、タイヤが過剰にたわむため、熱が過剰に発生します。これによりタイヤが劣化しやすくなり、最悪の場合、バースト(破裂)を引き起こすこともあります。バーストしてしまうとクルマの制御が難しくなり、事故につながる可能性があります。

 また、空気圧が適正でないと、車のハンドリング性能も大きく影響を受けます。例えば、空気圧が低い場合はクルマが不安定になり、カーブでのグリップ力が低下します。逆に空気圧が高すぎるとタイヤが硬くなり、路面の凹凸をうまく吸収できなくなり、乗り心地が悪化するほか、タイヤ中央部だけが早く摩耗する偏摩耗を引き起こします。この偏摩耗が進行すると、最適なトラクションやブレーキ性能が得られなくなり、雨の日には特に危険です。

 さらに、空気圧が不適切なタイヤは燃費への影響が無視できません。転がり抵抗が増加することで、エンジンが余計な力を使う必要があり、ガソリン代がかさむ結果となります。これにより、知らないうちに家計にも悪影響を及ぼします。

 空気圧の確認は、非常に簡単で短時間で行えます。まず、クルマの運転席ドア開口部に貼られている空気圧の適正値を確認します。次に、ガソリンスタンドや自宅の空気圧計を使い、タイヤの空気圧を測定します。不足している場合はエアを補充し、逆に高すぎる場合は調整します。この作業は月に1回程度、長距離運転前には毎回確認することが推奨されています。

 メンテナンスの際には、タイヤ自体の状態にも注意を払いましょう。残り溝やひび割れ、異物が刺さっていないか確認し、異常が見られる場合は早めに交換を検討してください。また、タイヤの寿命は通常4~5年程度とされているため、使用期間や走行距離に応じた計画的な交換も重要です。

 タイヤの空気圧管理は、クルマの性能を最大限に引き出し、安全で経済的な運転をサポートする基本的なメンテナンス作業です。定期的な確認を習慣化し、快適なドライブを楽しみましょう。

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