昨年比5倍サイズ! 東京オートサロン2025のパナソニックブースで未来を感じてきた
くるまのニュース / 2025年1月10日 19時30分
パナソニック オートモーティブシステムズは、2025年1月10日から1月12日まで幕張メッセ(千葉市)で開催されている「東京オートサロン2025」にブースを出展しています。
■巨大化したパナソニックブースで快適な空間を体験!
パナソニック オートモーティブシステムズ(以下、PAS)は、2025年1月10日から1月12日まで幕張メッセ(千葉市)で開催されている「東京オートサロン2025」にブースを出展し、「移動そのものを快適で心おどる体験に変える」ことを目指した「WELL Cabin」シリーズなどを展示しています。ブースの広さは270平方メートルで、昨年のオートサロンと比べ5倍に拡大しているとのことです。
PASは、単なる移動手段としてのクルマではなく、人々の生活を豊かにする「空間」としてのクルマの可能性を追求し、「居ごこち」や「着ごこち」、「寝ごこち」のように、移動による「移ごこち」を感じられる世の中にしたいと願っているといい、「世界一の『移ごこちデザイン』カンパニー」というビジョンのもとデザインされたブースにはそれぞれのテーマに沿った展示車両が並べられています。
■さまざまなテーマの車両を展示!
その根幹をなす「WELL Cabin」シリーズは、多様なライフスタイルやシーンに合わせた計6台の車両が展示されています。
なかでも「WELL Cabin Luxe」と「GranLuxe」は目的地に着く前から特別な移動空間を提供するもの。GranLuxeのエクステリアは、自動車デザインを専門に行うデザインおよびエンジニアリング会社のITAL Design(イタルデザイン)とのコラボレーションにより、洗練されたエクステリアデザインです。
「GranLuxe」の車内は移動空間そのものを価値あるものにさせてくれる
インテリアは両車共に後部座席に大画面ディスプレイを配置しています。ヘッドレストやルーフ付近にあるスピーカーから流れる音声は、乗員を包み込むようにサウンドを届けます。
ルーフ部にある照明は映像とリンクしており、映像の抑揚に合わせて輝度や色調が変化。さらに、シートには映像とリンクした振動機能もあって、映し出される映像の臨場感を増し、安らぎを与える芳香を放つ工夫もされています。
同車両について担当者は「観光やビジネス用途などで活用していただきたい」と話します。
また、「WELL Cabin OFFMO」と名付けれたトレーラー形式の車両は、電力会社の送電網につながっていない独立したオフグリッドモビリティを目指し、どこでも設置可能なマルチパーパスルームを想定して作られています。
ブースには、「美容室」「仮眠スペース」「エンターテインメントルーム」用にインテリアが変更されている3台が展示されており、「美容室」のインテリアにされたWELL Cabin OFFMOの車内には専門のアドバイザーが乗車。男女問わず美容に関する相談が受けられるスペースとして活用されていました。
なお、美容室のインテリアにされたWELL Cabin OFFMOは、実証実験として東京丸の内(千代田区)にて展開済みだそうです。
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■急きょ展示の決まった注目の技術とは!?
また、急きょ展示が決まったという「スマートステーション」は、従来よりも多機能なHUD(ヘッドアップディスプレイ)を備え、クルマを運転するドライバーの移動体験を変えるもので、未来を感じさせるコンテンツです。
スマートステーションのジェスチャー機能による施設名称提案機能の様子
基幹となる技術のHUDは、従来よりも映し出される範囲を大幅に広げたもので、HUDの背景を自由に変えられます。必要最低限のメーター表示にしたり、パソコンやスマートフォンなどの壁紙のように、好きな画像を固定表示したり、停車中にミニゲームにチャレンジできたりと多機能なHUDです。
シートにも工夫がされており、運転時の警告がある際はHUDと連動してシートの座面を振動させ、ドライバーに注意喚起をする機能を実装。ヘッドレストに埋め込まれたスピーカーはドライバーのみに音を伝える指向性の高いスピーカーで、同乗者と違う曲を聴くことも技術的には可能と担当者は言います。
■最新モデルのカーナビから事業者にうれしいナビアプリも!
その他にもタブレットやスマホに対応した法人向けのカーナビアプリとして「Gorillada PRO(ゴリラーダ プロ)」が展示されています。
同アプリはインフラなどの保守点検や、ビジネスパーソンの営業活動などの際に、作業管理者側が持つ「行き先リストを作るのが手間」などといった問題と、作業者側が持つ「作業予定の場所が住所で検索できない」「地図アプリで行き先を調べたいが圏外で使えない」といった課題を解決・効率化する業務改善アプリケーションです。
地図のインターフェースなどはパナソニック オートモーティブシステムズが展開するカーナビゲーションのストラーダを踏襲しており、一般道優先、高速優先など複数のルート候補を出すことも可能です。
すでにGorillada PROを利用している事業者もいるといい、その評価は上々といいます。
パナソニック オートモーティブシステムズが2024年末に発売したストラーダの最新モデルも実機が展示されて触ることが可能
カーナビステーション「ストラーダ」の最新モデルの展示も行われています。
複数の動画配信サービスをクルマの中にいながら視聴できる「ネット動画機能」を搭載しており、お気に入りのコンテンツをクルマの中でも手軽に楽しめるとしています。ストラーダ最新モデルは来場者が自由に触れるようになっており、担当者は「ぜひ最新モデルを触って、その魅力に気付いていただきたい」とアピールしていました。
パナソニック オートモーティブシステムズのブースは東ホール8にあり、ブースではアンケートに答えるともらえるノベルティも用意されています。
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