トランプ氏とバイデン氏再対決へ 米大統領選、党候補指名が確定

米国のバイデン大統領、トランプ前大統領（いずれもロイター＝共同）

　【ワシントン共同】米大統領選で共和党のトランプ前大統領（77）と民主党のバイデン大統領（81）がそれぞれ党候補指名を得ることが12日確定した。南部ジョージア州などで同日予備選が実施され、米主要メディアによると、両氏とも党大会で指名に必要な過半数の代議員を獲得した。11月の本選で2020年に続き再対決することになる。

　バイデン氏は声明で「トランプ氏は米国の理念を脅かす、敵意と復讐心に満ちた選挙運動を展開している」と批判し、対決姿勢を鮮明にした。

　トランプ氏は7月に中西部ミルウォーキーで開かれる共和党大会で、バイデン氏は8月の中西部シカゴでの民主党大会でそれぞれ正式に指名される。両氏は本選の鍵を握る激戦州で選挙運動を加速させる。

　12日は南部のジョージア、ミシシッピ、西部ワシントン各州で共和、民主両党の予備選が開かれ、両氏がいずれも勝利した。

　指名を得るには、共和党は各州に割り当てられた代議員全2429人の過半数、民主党は党大会で第1回投票に参加する代議員約3900人の過半数が必要となる。