広島・宮島でフェリー座礁 試運転中、けが人なし

広島県廿日市市の宮島沖で座礁したJR西日本宮島フェリー「ななうら丸」。右奥は厳島神社の大鳥居＝26日午後6時37分（共同通信社ヘリから）

　26日午後1時ごろ、広島県廿日市市の宮島沖で試運転をしていたJR西日本宮島フェリー「ななうら丸」（268トン）が海上に立てられた大鳥居近くの浅瀬で座礁した。乗客はおらず、船長など乗組員ら4人にけがはなかった。

　広島海上保安部によると、現場は宮島の厳島神社から北西に約280メートルの海上。浸水や油の流出は確認されていない。船は午後8時20分ごろ、作業船にえい航されて宮島の桟橋に戻った。

　JR西日本宮島フェリーによると、船は停泊中に電気系統の異常を示すアラームが鳴り、乗客を降ろして安全点検を実施。厳島神社の大鳥居付近で試運転中だった。