脱炭素へ、エネ基本計画月内着手 35年度以降の電源構成焦点
共同通信 / 2024年5月1日 18時38分
政府がエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」の見直しに向けた議論を5月に始める方向で調整していることが1日、分かった。2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標に向けて35年度以降の電源構成が焦点となる見通しで、24年度中をめどに改定する。脱炭素化を目指す世界的な潮流を巡り、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力のほか、原発の扱いも重要な課題となる。
先月開催された先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合で、35年までにCO2の排出削減対策がなされていない石炭火力を廃止することで合意した。声明では35年以降の稼働を認める余地も残しているが、足元で発電量の約3割を占める石炭火力の割合をどう設定するか注目される。
エネルギー基本計画は3年ごとに内容を検討し、必要なら改定するよう定めている。政府は温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に基づき、25年2月までに35年ごろの温室効果ガス排出削減の目標を決める必要があり、並行して基本計画も協議する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
エネルギー計画 脱炭素のカギは技術革新に
読売新聞 / 2024年5月20日 5時0分
-
社説:電源構成計画 再エネ拡大に集中せよ
京都新聞 / 2024年5月17日 16時5分
-
原発と再エネ「最大限活用」 経産省、基本計画の見直し着手
共同通信 / 2024年5月15日 19時24分
-
「エネルギー基本計画」見直し議論始まる 2035年度以降の電源構成・脱炭素が焦点
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月15日 16時43分
-
社説:石炭火力「廃止」 合意の意義を直視せよ
京都新聞 / 2024年5月2日 16時5分
ランキング
-
1「ポテトを食べ電車を待った」…ヨーカドー福島店、39年の歴史に幕
読売新聞 / 2024年5月21日 17時19分
-
2一度乗ったら普通乗用車には戻れない?軽自動車ユーザーの88%が「軽自動車にしてよかった」という理由とは
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月20日 9時40分
-
3東海道線「107年ぶり新駅」いよいよ着工へ!駅周辺も大化け?工事の施行協定を締結 JR東日本
乗りものニュース / 2024年5月21日 14時34分
-
4食べ放題の「残してしまう」問題、どう解決? 「しゃぶ葉」が始めたユニークな方法
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月21日 6時30分
-
5定額減税、給与明細に所得税の減税額を明記するよう義務付ける方針 狙いは“実感”
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月21日 18時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください