北海道産コンブ、過去最少 高水温や人手不足影響か
共同通信 / 2024年10月12日 5時43分
食卓に欠かせない北海道産コンブの2024年度生産量が、1962年度の統計開始以来初めて1万トンを割り、8862トンとなる見込みだ。気候変動や生産者不足が影響しているとみられ、約30年で3分の1以下まで落ち込んでおり、北海道などは対策に乗り出す。
見込みは北海道漁業協同組合連合会が9月に発表した。連合会によると、北海道産は国内の生産量の約9割を占め、92年度に3万2千トンを超えていたが、2002年度には約2万4千トン、12年度に約1万9千トン、22年度は約1万1千トンだった。
道立総合研究機構中央水産試験場の清水洋平資源増殖部長(53)によると、漁の対象となるのは2年目のコンブ。ただ昨年は道内全域で夏の海水温が高く、胞子が成長できなかったという。
道東部の浜中町の散布漁協は毎年6月から9月、ナガコンブ漁に取り組む。本年度の生産量は例年の半分程度で、永谷勝総務指導部長(57)は「コンブの代わりに、高水温に適性のある雑海藻が漁場に繁茂してしまった」と嘆く。
担い手不足も深刻で、散布漁協ではここ30年ほどで漁師が約2割減った。天日干し、切断などの加工工程までを手がけるなど、負荷は軽くない。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
海水温の上昇が影響か…相馬双葉漁協のズワイガニ漁が不漁に・福島県
福島中央テレビニュース / 2025年1月24日 12時20分
-
4年ぶり・えりもの浜に活気!赤潮で無念の休漁…ウニ漁再開この日を待ってた「みんな喜んでる」
STVニュース北海道 / 2025年1月24日 12時7分
-
1000万円超を稼ぐ20代船員も登場…「LINEもYouTubeも見れない」マグロ漁船を変えたベテラン漁師たちの奮闘
プレジデントオンライン / 2025年1月16日 9時15分
-
マリン・エコラベル認証の真ほっけ開き 漁獲制限などで資源管理 1月13日(月)注文開始
PR TIMES / 2025年1月13日 17時45分
-
釧路港水揚げ量、2年連続日本一 17万トン、イワシ好調
共同通信 / 2024年12月27日 15時18分
ランキング
-
1フジテレビ、CM差し止め分は料金請求せず 経営に打撃か
毎日新聞 / 2025年1月24日 20時34分
-
2なぜ犯行1時間前から駅に?犯人の心理状態は 長野駅前3人殺傷事件【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月24日 20時10分
-
3フジテレビの番組 千葉県提供クレジット削除 中居正広さんのトラブルめぐり
チバテレ+プラス / 2025年1月24日 16時42分
-
4フジ、港浩一社長の進退議論へ 27日に臨時取締役会
共同通信 / 2025年1月24日 22時32分
-
5石破首相が初の施政方針演説、「令和の日本列島改造」へ5本柱…目指す国家像に「楽しい日本」
読売新聞 / 2025年1月24日 14時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください