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KiteのTecartus(R)、再発/難治性のB細胞急性リンパ芽球性白血病成人患者について持続的な全生存期間を示す

共同通信PRワイヤー / 2024年6月14日 13時0分


ブリナツモマブによる治療歴がある患者さん(n=38)および治療歴のない患者さん(n=40)のOS中央値(95%CI)は、それぞれ15.9カ月(範囲:8.3-26.0)、60.4カ月(範囲:18.6-NE)でした(患者さんの特性に偏りがあり、数も少ないため、本結果の解釈には限界あり)。その後同種造血幹細胞移植を受けたレスポンダー(n=14)におけるOS中央値(95%CI)は36.3カ月(範囲:10.2-NE)、受けていないレスポンダー(n=43)では60.4カ月(範囲:23.2-NE)でした。3年時点での解析以降、新たな有害事象や死亡例の発現はありませんでした。グレード3以上の感染症の発現は、26歳以上の患者さんおよびブリナツモマブによる治療歴がある患者さんでより多くみられました。


Kite のメディカル・アフェアーズ担当副社長のIbrahim Elhoussienyは、次のように述べています。「Tecartusが、4年間のフォローアップ期間後も、他の治療選択肢がほぼないと考えられる成人患者さんの生存アウトカムを引き続き改善していることをうれしく思います。Tecartusが、特に早期の段階で投与を受けた患者さんのOSを数値的に改善していること、再発または他の治療では奏効がみられない多くのB-ALL成人患者さんにとって、重要な治療選択肢であることは明らかです。この難治性の血液がんとともに生きるより多くの人々の生存期間が、引き続き改善していくことを期待しています」


ZUMA-3試験について

ZUMA-3試験は、標準全身療法や造血幹細胞移植に奏効がみられない、または奏効後に再発した、成人ALL患者さん(18歳以上)を対象としたTecartusに関する、現在進行中の国際多施設共同(米国、カナダ、欧州)、単群、非盲検、登録、第I/II相試験です。主要評価項目は、中央判定による全完全寛解率または血液学的回復が不完全な完全寛解率です。寛解維持期間、無再発生存率、OS、微小残存病変(MRD)陰性率、およびalloSCT(同種造血幹細胞移植)率が副次評価項目として評価されました。


急性リンパ性白血病(ALL)について

ALLは、リンパ節、脾臓、肝臓、中枢神経系およびその他の臓器にも影響を与える可能性のある急速進行性の珍しい型の血液がんです。ALLの80%は子どもに発現しますが、成人が罹患した場合、深刻な症状を呈します。成人では、前駆B細胞性ALL(pre B-ALL)が最も一般的で、75%を占めています。R/R ALL成人患者さんの生存率は芳しくなく、OSの中央値は8カ月未満です。

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