【注意喚起】「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意
共同通信PRワイヤー / 2024年6月27日 11時0分
リスクの高い非純正バッテリーの表記例
~建物が全焼に至った火災も~
近年、繰り返し充電して使用できる「リチウムイオン電池搭載製品」は、私たちの生活に欠かせないものとして普及が進んでいます。その一方で、安価で入手しやすい「非純正バッテリー」で火災を伴う事故が多く発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、「非純正バッテリー」に潜むリスクを伝え、注意喚起します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406242598-O10-t87Vz2FQ】
電動アシスト自転車用非純正バッテリーから発火する様子(再現イメージ映像)
※資料中の全ての画像は実際の事故とは関係ありません。
2014年から2023年までの10年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1では、「非純正バッテリーによる事故※2」は235件ありました。事故のほとんどが火災事故(235件中227件)に発展し、中には建物が全焼する事故も発生しています。
バッテリーには可燃性の電解液が含まれており、一度発火すると大きな火災に発展するおそれがあります。事故のリスクを減らすには、安全保護装置の適切な設計や品質管理等が不可欠ですが、非純正バッテリーの中には、安全対策や品質管理が不十分で事故のリスクが高いものがあります。また、事故発生後に事業者の補償を受けられない、事業者と連絡が取れないなどの事態も発生しています。
非純正バッテリーは純正品に比べて“低価格”のものが多いですが、これらの中には“高リスク”のものが潜んでいることを認識しましょう。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
(※2)非純正バッテリーの関与が確認されたものだけでなく、状況証拠から関与が疑われるものも含みます。
非純正バッテリーとは
本資料では、機器本体のメーカーとは無関係の事業者から販売されているバッテリーで、機器本体のメーカーが、そのバッテリーの設計や品質管理に一切関与していないものを「非純正バッテリー」とします。純正品と類似した形状をしており、「互換バッテリー」、「純正充電器対応」などと称して安価で販売されており、リスクの高い製品も含まれます。
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