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15歳〜49歳男女3万1千人に聞く 「高校生と親世代の生殖や性に関する意識と実態調査」

共同通信PRワイヤー / 2024年7月25日 11時0分

・身体の悩み、男子高校生は「睡眠不足」「体型」「ストレス過多」、女子高校生は「体型」「体毛」「生理痛」。

・身体の悩みを相談する相手、男子高校生は「友人・知人」「母親」「父親」、女子高校生は「母親」「友人・知人」「SNS」の順。

・身体の悩みを誰かに相談するのは、男子34.0%、女子43.0%で、男女とも相談しない人が多い。


詳細: 別添「調査結果概要書」P.16ご参照


調査概要(ともにインターネット調査)

1~2:事前調査

 ■実施時期 2024年3月15日(金)~3月17日(日)

 ■調査対象 全国の15歳〜49歳男女31,000人(人口動態に合わせてWB集計)

4~6:本調査

 ■実施時期 2024年3月15日(金)~3月18日(月)

 ■調査対象 全国の高校生の男女200人(男女各100人)

          第1子が高校生の親400人(男子高校生の父・母各100人、女子高校生の父・母各100人)

※本調査に記載の数値は、小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。


===ここまでがメルクバイオファーマ株式会社の調査結果リリースです。===


 

櫻井 裕子先生 コメント                                

櫻井 裕子(さくらい ゆうこ)先生

思春期保健相談士、日本思春期学会性教育認定講師


■性や生殖に関連する健康について考えるきっかけが重要

2024年6月に発表された女性が生涯に産む子どもの平均数「合計特殊出生率」は1.20で過去最低となり、出生数も過去最少を更新するなど、子どもを産み育てる環境の改善は喫緊の課題です(※1)。数年前、複数の中学校で「将来子どもが欲しいか」「何歳で欲しいか」を聞き取ったことがありました。どの学校のどの学年でも性別にかかわらず「子どもが欲しい」とする生徒は半数以上、理想の結婚年齢は25歳、出産年齢も25歳がトップでした。個別のコメントでも結婚にも出産にも夢を持っているものが多かったと記憶しています。一方ここ数年、講演や講義で同様に生徒や学生に尋ねると、結婚にも出産にも育児にも消極的になっていると感じます。今回の調査結果とリンクするものと考えます。今回の調査の「その理由」では、全体的に育児を「一人で抱えるもの」とイメージしている傾向が読み取れます。妊娠した人しか出産できませんが、出産した人しか育児ができない訳ではありません。周囲を巻き込む力、関係性作りを学ぶ機会も必要です。まずは、現状で子どもを望む望まないにかかわらず、自身の健康について、特に性と生殖に関連する健康について気が付くこと、気がかりなことがあったら、誰かに話したり頼ったりする力を育成することが重要です。その上で自らのライフプランについて、早いうちから考えていくきっかけを創出するという、学びの機会、環境整備が求められているのではないでしょうか。

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