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スポーツマネジメント研究所 プロ野球ファン1,200人アンケート調査結果

共同通信PRワイヤー / 2024年7月19日 11時30分

比較的肯定率が高いのは、「セ・リーグDH制に賛成」「ロボット審判導入に前向き」「CSアドバンテージ再考を」になります。これらを含み肯定率がこれ以下の項目については、結論を一般化するのは早計です。次節・次々節において、基本属性(性・年代・応援する球団)とのクロス集計結果を踏まえて考察を加えます。


2-2.基本属性クロス集計結果①性・年代

 前節と同じ質問順で、「性年代」ごとの比率を表にしたものが下表になります。 相対的に、肯定率が高いほど暖色、低いほど寒色で網掛けしました。次節も同様です。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407193839-O12-zJ9t7F20


 前節で述べた通り、「リクエスト導入を成功と評価」と「現役ドラフトを成功と評価」については、すべての属性区分で75%を超えていました。

 「セ・リーグDH制に賛成」「ロボット審判導入に前向き」に関しても、すべての属性区分で50%は超えていましたが、40代男性で肯定率がやや低い傾向が見られました。「CSアドバンテージ再考を」については、性差が顕著でした。別途集計したところ、男性の肯定率は62.2%であるのに対し、女性は50.3%に留まりました。男性ファンは2位に大きく差をつけて優勝したチームはもっと優遇されてしかるべきと考えるのに対し、女性ファンではその傾向は強くないようです。

 「エクスパンションに賛成」「ファームチーム拡大を認知」も性差が大きく、前者は男性57.5%・女性36.5%、後者は男性58.6%・女性30.5%でした。これはファームにおける「オイシックス」や「くふうハヤテ」の参入を6割近い男性ファンは認知しているのに対し、女性の認知率は3割程度に留まっていることを意味します。1軍チームの球団数増加についても、6割近い男性ファンは肯定的ですが、肯定的な女性ファンは3割程度に留まり、現状の12球団のままであることを望んでいる女性ファンの方が多いという結果となりました。

 「ピッチクロック導入に賛成」「スポーツくじ導入に賛成」も基本的には男性の肯定率が高く、女性の肯定率が低いという結果を示しています。ただし「ピッチクロック導入に賛成」に関して、女性20代は男性と遜色ない高い値であり、女性30代にいたっては10の区分の中でもっと高い値を示すことから、タイパ(タイム・パフォーマンス)を重視する若年女性の傾向が現れていると読み取ることもできます。「スポーツくじ導入に賛成」に関しては、男性30代では5割を超える一方、女性50代では2割を下回る対照性が目を引きます。4割を下回る男性60代と女性30代以上においては、プロ野球のスポーツくじ導入には否定的意見が大勢を占めているようです。

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