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スポーツマネジメント研究所 プロ野球ファン1,200人アンケート調査結果

共同通信PRワイヤー / 2024年7月19日 11時30分

 最後の「有料チャンネルに登録」は年代の影響が大きく、別途集計した世代ごとの肯定率によると、20代34.4%→30代28.3%→40代26.6%→50代24.2%→60代17.0%と低下します。若年層でもまだ4割未満と多数派ではありませんが、世代が上がるほど有料チャンネル登録率は低下し、60代では男女ともに2割を下回る結果となりました。

 最終節では本調査において性・年代以上の基本属性ともいえる「応援チーム」による傾向の違いについて考察します。


2-3.基本属性クロス集計結果②応援チーム

 下表は、前節の「性年代」列を「応援チーム」列に置き換えた表です。「性年代」以上に属性間の差が大きくなる質問項目もあれば、応援チーム間でほとんど違いが見られなくなる項目も散見されます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407193839-O13-ja8U4YIA

 

 全体上位の「リクエスト導入を成功と評価」および「現役ドラフトを成功と評価」に関しては、性年代よりも分散が小さくなります。前節では属性内平均が70%台の区分もありましたが、今回は80%を下回るセルはありません。したがって、どのチームのファンであるかに関わらず、「リクエスト制度」と「現役ドラフト制度」は支持されていることがわかります。表の下の2項目「スポーツくじ導入に賛成」「有料チャンネルに登録」に関しても、性年代10セルの範囲がそれぞれ16.3%~50.9%と14.9%~37.8%だったのに対し、応援チームの12セルの範囲は31.0%~50.0%および16.0%~34.0%と縮小しており、「スポーツくじ導入の是非」や「有料チャンネル登録の有無」に関しては、応援チームによる違いよりも世代の違いによる影響の方が大きいと考えられます。

 上記4項目以外については、応援チームによる傾向の違いが鮮明です。「セ・リーグDH制に賛成」に関しては、セ・リーグ平均が56.3%なのに対し、パ・リーグ平均は67.7%と10ポイント以上の差となりました。すでにDH制が敷かれているパ・リーグのチームを応援するファンはセ・リーグも同様に導入すればよい立場なのに対し、セ・リーグチームを応援するファンはDH制の導入に基本的に慎重です。ただし、セ・リーグ内でも分散は大きく、DeNA・巨人・中日のファンではDH制導入賛成派が6割を超えますが、阪神と広島のファンの中では否定派が過半数の結果となりました。前者の背景には得点力強化の重視、後者の背景には天然芝球場ならではの醍醐味や打席を苦にしない投手の存在などが考えられます。

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