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温水洗浄便座は“電気製品”なんです! ~経年劣化、故障放置による事故に注意~

共同通信PRワイヤー / 2024年7月25日 11時0分


1-4. 「長く使おうとしたことによる事故」の事象別の事故発生件数

 温水洗浄便座の「長く使おうとしたことによる事故」計23件について、事象別の内訳事故件数を表1に示します。機器からの水漏れや、便座が温まらないなどの故障や異常を使用者が認識していながら使用を継続していて事故に遭ったケースが多く発生しています。


        表1 温水洗浄便座の「長く使おうとしたことによる事故」の事象別件数

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407234021-O15-aJG758Y3

 

 

2.事故事例

■経年劣化による事故

 事故発生年月 2016年6月(愛知県、年齢・性別不明、製品破損)

【事故の内容】

 温水洗浄便座から発煙した。

【事故の原因】

 長期間使用(約15年9か月)により、便座コードに屈曲が繰り返されたために半断線が生じ、発熱・発煙したものと考えられる。

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 温水洗浄便座、断線


■異常(故障)を放置して起きた事故①

 事故発生年月 2022年2月(東京都、年齢・性別不明、製品破損)

【事故の内容】

 温水洗浄便座から発煙する火災が発生した。

【事故の原因】

 焼損が著しく、事故原因の特定には至らなかったが、洗浄ノズルを動かす駆動モーターに付属する基板上で異常発熱して出火した可能性が考えられる。なお、洗浄ノズルが出たまま戻らない故障状態となっていたが、修理せずに使用し続けていた。

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 温水洗浄便座、故障


■異常(故障)を放置して起きた事故②

 事故発生年月 2019年3月(岡山県、80歳以上・女性、拡大被害)

【事故の内容】

 異臭がしたため確認すると、温水洗浄便座を焼損し、周辺を汚損する火災が発生していた。

【事故の原因】

 内部基板上の接続端子でトラッキング現象※5が発生し、出火したものと考えられるが、焼損が著しく、事故原因の特定には至らなかった。なお、2~3年前から複数の機能に不具合が生じていたが、修理せずに使用し続けていた。

(※5)非導電部に付着した異物などにより電気の通り道(トラック)が生成され、異常発熱する現象。

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 温水洗浄便座、故障


■誤ったお手入れによる事故

 事故発生年月 2017年2月(長野県、年齢・性別不明、製品破損)

【事故の内容】

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