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2023年度、累計211万人超のストレスチェックデータを分析

共同通信PRワイヤー / 2024年7月25日 14時10分


2. 上司のリーダーシップ

 上司のリーダーシップは、設問「上司は、部下が能力を伸ばす機会を持てるように、取り計らってくれる」への回答状況から算出します。(図5)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407254138-O8-21j59KfN

 図5のとおり、良好回答をした割合が2022年度にくらべて1.4%増えました。また2019年度から良好回答をした割合は増加の一途をたどっています。具体的には5年間で5.4%増えました。


3. 多様な労働者への対応

 多様な労働者への対応は、「職場では、(正規、非正規、アルバイトなど)色々な立場の人が職場の一員として尊重されている」への回答状況から算出します。(図6)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407254138-O6-033l75JK


図6のとおり、良好回答をした割合が2022年度にくらべて1.2%増えました。


4. ほめてもらえる職場

ほめてもらえる職場は、設問「努力して仕事をすれば、ほめてもらえる」への回答状況から算出します。(図7)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407254138-O5-4HmjM8v0


 図7のとおり、良好回答をした割合が2022年度にくらべて1.0%増えました。また2019年度から良好回答をした割合は増加の一途をたどっています。具体的には5年間で4.3%増えました。


5. 公正な人事評価

 公正な人事評価は、「人事評価の結果について十分な説明がなされている」の回答状況から算出します。(図8)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407254138-O4-4R0Dat19

 

図8のとおり、良好回答をした割合が2022年度にくらべて0.9%増えました。


さいごに

 2023年度のストレスチェックデータを前年度と比較した結果、変化の大きかった上位5尺度はすべて良好傾向に変化していました。

 その中でも今回は「上司のリーダーシップ」「ほめてもらえる職場」「公正な人事評価」など、上司にまつわる項目での良好回答が増えており、職場環境改善に取り組もうとする企業の意識も高まっていることが推察できます。職場環境改善には上司の役割がとても重要であり、労働人口に減少傾向がみられる現代において、従業員を大切にしなければならないという考えから、行動が変化している状況が表れているのかもしれません。今後は、従業員を大切にすることに重きを置きつつも、仕事の質やパフォーマンスをあげて成果につなげていくために何が必要かを考えることが、企業が発展していく上で重要になってくるのではないでしょうか。

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