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アルツハイマー病の血液検査に一次診療での診断の改善、および臨床研究に向けたリクルートの迅速化により待機期間短縮の可能性

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 10時1分

アルツハイマー病の血液検査に一次診療での診断の改善、および臨床研究に向けたリクルートの迅速化により待機期間短縮の可能性

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407294329-O1-z2u9e53r


主要ポイント


アルツハイマー病に特徴的な脳領域の変性を正確かつ確実に検出する血液検査は、より容易かつ正確な早期発見および診断への移行を示唆しており、高価で侵襲的、また必ずしも利用しやすいとは限らない現行法に取って代わる可能性がある。

一次診療や認知症専門クリニックを受診した認知症状のある患者における血液検査によるアルツハイマー病の検出精度は、約90%であった。本臨床研究において、血液検査を用いない場合の一次診療医の精度は63%、専門医は73%であった。

血液検査が承認されれば、アルツハイマー病の臨床試験リクルートが強化され、アルツハイマー病評価の待機時間が短縮される可能性がある。 


フィラデルフィア(米国), 2024年7月29日 /PRNewswire/ -- アルツハイマー病の検出精度に優れた血液検査が診察室で用いられる日が近づくなか、フィラデルフィアにて開催されたアルツハイマー病協会国際会議(Alzheimer's Association International Conference® )、(英文略称:ACC®) 2024およびオンライン会議で本日報告されたデータによれば、新たな臨床研究によって診断精度が飛躍的に向上し、臨床研究への参加や治療が明確かつ迅速することが示唆されました。


2024 アルツハイマー病の実態と数値(2024 Alzheimer's Disease Facts and Figures)報告書によれば、認知症はしばしば過小診断されており、臨床医によって診断されたとしても、多くの人は自分の診断に気づいていない、または知らされていなということです。アルツハイマー病の血液検査によって臨床医の診断精度や信頼性を大幅に向上し、よりアクセスしやすく、より強化されたコミュニケーションに向けたプラットフォームの提供が可能であることが、臨床研究によって実証されています。


脳内のアルツハイマー病関連の変性を特定する最も有望な血液検査は、リン酸化タウ(p-tau)タンパク質を評価するものであり、患者が認知機能障害の徴候を示す前に蓄積する可能性があるアルツハイマー病の生体指標です。特定のマーカーであるp-tau217の経時的な増加は、認知機能の低下や脳の萎縮と相関関係にあります。このp-tau217検査は脳内のアミロイド斑の可能性も予測するものですが、アミロイド斑はアルツハイマー病のもう一つの生体指標であり、最近承認された治療法が標的とするものです。

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