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スポーツマネジメント研究所 2024パリ五輪の総括と2028ロス五輪への期待に関するアンケート調査結果

共同通信PRワイヤー / 2024年8月28日 13時0分

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285507-O8-PC423O6F


2. 種目・式典の観戦・視聴に関する調査

 2024パリ五輪では32競技329種目が実施されました。本調査では、競技ごとに分類した329種目に開会式・閉会式を加えた計331項目を提示し、➊視聴・観戦した種目・式典をすべて選択してもらいました。その上で、➊→➋リアルタイムで視聴した種目・式典に限定、および➊→❸視聴して良かった種目・式典を選択してもらう調査を実施しました。

 上記の調査結果を「視聴・観戦率」「LIVE観戦率」「観戦満足率」の順で報告します。なお「視聴・観戦」には、録画再生・ニュースやダイジェスト・テレビ以外の視聴手段を含みます。日本代表がメダルを獲得した種目には、参考としてメダル情報を付けて掲載しました。


2-1.視聴・観戦率(上位15件)

 質問➊の該当率を「視聴・観戦率」と定義(式典を含まなければ「観戦率」という呼称も可能)し、その比率をランキング化しました。予選やリーグ戦を行う種目については和集合となるため値が大きくなります。同様に、式典や日本代表がメダルを獲得した種目についてもニュースやハイライト番組で繰り返し放送されるため、値が大きくなる傾向にはあります。

 興味深いのは性差が顕著な点でした。男性では最も観戦率が高い(28.8%)種目である「サッカー男子」が、女性では36位(11.8%)と2分の1以下でした。同じく男性6位(24.1%)の「ゴルフ男子」も、女性では23位(16.2%)という結果でした。逆に女性の方が男性よりも観戦率が高い種目としてはスケートボードが挙げられます。女性では5位(26.0%)の「男子ストリート」が男性では21位(16.2%)、8位(24.7%)の「女子ストリート」が男性では22位(16.0%)となりました。それらの結果を確認できるように下表では上位15件まで掲載しました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285507-O9-hJos13K7


2-2.LIVE観戦率(上位10件)

 前節「視聴・観戦率」の留意点として、繰り返し視聴がその比率を押し上げる点について触れました。本節では、リアルタイムでの観戦率が高い種目の特徴を掴むべく、「LIVE観戦率」のランキングを掲載します。この指標は、質問➊(視聴・観戦)の該当者に占める質問➋(リアルタイムで視聴)該当者の割合です。なお視聴・観戦率の閾値を5%以上に設定しました。LIVE観戦率が高い種目として注目されるのは1位と3位にランクインしている「マラソン」です。「オリンピックの華」とも呼ばれ、大会最終盤に実施されて閉会式内で表彰が行われることも恒例となっている種目であり(通常は男子が最終日ですが、男女平等を謳うパリ五輪では女子を最終日に設定)、リアルタイムでの観戦率が高いことが実証されました。

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