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スポーツマネジメント研究所 2024パリ五輪の総括と2028ロス五輪への期待に関するアンケート調査結果

共同通信PRワイヤー / 2024年8月28日 13時0分


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285507-O13-8IV33z6s


3-2.日本代表の活躍とコミュニケーションに関する調査

 前節同様に、関連する5つの質問の肯定率を属性ごとに集計し、全体としての肯定率の高い順に並べ、相対的に肯定率が高いほど暖色、低いほど寒色に網掛けしたのが上方の表です。

 2024パリ五輪における「日本代表の活躍」については、海外開催の五輪として過去最高となる45個のメダル(金20、銀12、銅13)を獲得したこともあり、全体で77.0%もの人々が満足を示しました。60代に至っては約90%の高率です。他の質問項目についてはいずれも肯定率は半数を割り込みましたが、属性によって差異が見られました。相対的に「いつもよりも会話のネタが増えた」は女性において高く(47.1%)、男性(38.3%)との間に約9ポイントの差がありました。他方、世代差が顕著だったのは「ネット上での他人の意見・感想のチェック」であり、20代(42.3%)と60代(17.2%)との間には、実に25ポイント以上もの開きがありました。そこまでの大きな差ではないものの、「TVer利用」と「リアルタイム視聴に適した時差」についても20代の値が高い結果が得られました。ただし、これらの2変数は、30代で落ち込み、40代で再び上がるなど非線形の結果のため、年齢が決定要因とは必ずしも言い切れません。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285507-O22-lRL8KKZD


 日本代表の活躍については肯定的な意見が多いですが、「評価できる点」だけでなく「今後の課題」についても掘り下げを行いました。前者に関しては、「選手の努力」はもちろんのことながら、「コンディションのサポート」や「選考基準の明確化」、「有能な指導者の招聘」といったマネジメント面を評価する声も多く寄せられました。後者に関しても、前節とも関連する「誤審への毅然とした抗議」の必要性、「競泳の復活」やメダル獲得まであと一歩叶わなかった「団体競技の強化」、次章にも関連する「五輪後の注目度維持」などの建設的な意見が数多く寄せられていました。


 

4. 競技の関心・注目に関する調査

 競技の関心・注目に関する調査は2つ実施しました。一つ目は2024パリ五輪の実施競技に関して、事前調査と同じ44競技分類※を用意した上で、事前調査同様に「関心のある競技をすべて」を選択してもらう調査です。該当率は「関心度」と定義します。そして、もう一つの調査は、次の夏季オリンピック競技大会である2028ロス五輪に関してです。実施予定の35競技を提示し、「特に注目している競技を5つまで」選択してもらい、合わせて理由を記述してもらいました。

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