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スポーツマネジメント研究所 2024パリ五輪の総括と2028ロス五輪への期待に関するアンケート調査結果

共同通信PRワイヤー / 2024年8月28日 13時0分


4-1.パリ五輪前後における関心度の変化

開幕前にもまったく同じ調査を実施しているため、両者のポイント差を「関心度変化」として集計しました。五輪という特別な期間においては注目を集めるものの、平時もその注目を維持することが難しい点は再三指摘されてきた課題であり、前章においても「五輪後の注目度維持」として複数の回答者が挙げていましたが、その傾向が顕著に現れました。


※ 陸上競技は「トラック種目」「フィールド(跳躍)」「フィールド(投てき)」「マラソン・競歩」「男子10種・女子7種」に、水泳は「競泳」「飛び込み」「水球」「アーティスティックスイミング」「マラソンスイミング」にそれぞれ5分割しました。また体操競技から「新体操」と「トランポリン」、バレーボールから「ビーチバレーボール」、バスケットボールから「3x3バスケットボール」をそれぞれ独立させました。競技名について、「ローイング」は「ボート競技」、「セーリング」は「ヨット競技」、「ブレイキン」は「ブレイクダンス」という表現に変更しています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285507-O16-x055v0Cm


 44競技分類中、関心度が上がった競技はわずか10競技でした。上位はいずれもメダルを獲得した競技であることから、メダル獲得が競技関心度をアップさせることが実証されていますが、それ以上に全体的な関心度のダウンが目を引きます。特に最下位の「競泳」は、過去の大会では金メダルをはじめ複数メダル獲得が当然視されていただけに、今回の銀メダル1個という結果は期待の裏返しとしての失望につながったと考えられます。

 開幕前関心率が2桁以上の競技が軒並み下位に沈む中で、「バドミントン」「ゴルフ」「ブレイクダンス」の低下が大きくないのもメダル獲得の効果と考えられます。また、「バスケットボール」はW杯2023、「バレーボール」はW杯2023と本年のネーションズリーグ2024によって、パリ五輪開幕に関心度のピークを持って来たという見方や、今なお2桁以上の高い関心度を維持しているとの見方もできますが、全般的に「五輪後の注目度維持」の課題は共通しているといえるでしょう。


4-2.ロス五輪の注目競技

2028ロス五輪の実施競技として現時点で確定している全35競技を選択肢として提示し、「特に注目している競技を5つまで」選択してもらった該当率を「注目度」とし定義し、全体の注目度の高い順(総合順位)で掲載しました。なお、2024パリ五輪の32競技との比較においてリストから外した競技は「ブレイキン」と「ボクシング」の2競技、追加した競技は「クリケット」「野球・ソフトボール」「ラクロス」「スカッシュ」「フラッグフットボール」の5競技です。

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