『第15回 歯科プレスセミナー』を開催
共同通信PRワイヤー / 2024年11月6日 15時0分
地域に密着した歯科医療を展開する歯科医師3名が登壇。北海道と島根県、長崎県と地域は異なるが、歯科医師の高齢化とリタイアの問題に直面し、無歯科医地区の増加や歯科医師の減少を危惧
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411069440-O10-Tn4SIo9R】
冒頭で、登壇者は自己紹介を行い、それぞれの地域における歯科診療の状況について語りました。
無歯科医地区が日本で最も多い北海道で開業し、函館歯科医師会会長を務める岩井氏は、同歯科医師会の2割強を70代以上の高齢の歯科医師が占めている実態や、偏在や歯科医師不足により歯科診療所の予約が取りにくくなっていること、北海道全体で無歯科医地区がさらに増える見込みであることを説明しました。島根県で2カ所を拠点に広範なエリアで歯科医療を提供している澄川氏は、島根県の中山間地域に立地する診療所が大幅に減少するという予測データを紹介。その予測がくつがえることなく、減少に向かっているという実情を語りました。 長崎県歯科医師会会長を務める渋谷氏は、離島が多いという地域特性はあるものの、現状は歯科医師数の大きな減少は見られないと説明。人口・歯科医師数の減少は時代の流れであり、今後は地域偏在の解消や無歯科医地区発生の防止など、行政と連携した活動が必要になると話しました。
歯科医療は、治療から予防・管理の時代へ。今後さらに増えていく高齢者に向けた医療提供体制が必要
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411069440-O12-8v0ok83u】
次に近年の歯科医療のニーズの変化について、トークが展開されました。
岩井氏は、口腔衛生への意識の高まりから、むし歯の患者が減るなど疾病構造が変化し、予防・管理の割合が増していることを指摘しました。このほか、特徴的な変化として、患者さんが歯科医師に要望を伝え質の高い治療を望むようになってきたこと、患者さんの多国籍化が進んでいることをあげました。澄川氏も、疾病構造の変化を実感しており、歯を削る外科的な治療から内科的な治療へと変化しており、高齢の患者さんがご自分で食べられるよう、口腔の筋力のサポートをすることも歯科医師の重要な役割であると話しました。渋谷氏も、レセプト数が増加していることから、治療ではなく予防・検診で受診する患者さんが増えていると推測。予防や管理をサポートする歯科衛生士が不足していることも課題として指摘しました。
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