EY調査、消費者の充電インフラ不足への懸念が世界全体でのEV需要を減速 EY Global Mobility Consumer Index
共同通信PRワイヤー / 2024年11月28日 14時30分
EYグローバル自動車セクターリーダーのUlrika Eklöfのコメント:
「本調査の結果は、自動車、エネルギー、ガバメント・パブリックの各セクターへの警鐘ととらえるべきです。電気自動車は未来のモビリティ像ですが、今回の調査結果から、インフラや航続距離、バッテリーの交換費用をめぐる問題で、まだ対応が必要であることが分かりました。インフラと航続距離の問題をはじめ、かなりの数の消費者がEVに懐疑的な姿勢を崩していません。そして、これらの問題は依然から懸念されてきたことです。こうした懸念に対処すべく、エコシステム全体でたゆまぬ取り組みを続ける必要があります。そうしなければ、今まで以上の期待感を消費者に抱いてもらう必要のある時期に、EV離れを招く恐れがあります」
■消費者は中国のEVブランドにシフトしつつあるのか
中国ブランドはここ最近、国外を中心に大躍進を遂げています。欧州ではEV販売台数に占める中国車の割合が2019年の0.4%から2023年には8%に拡大しました。
ブランド選好の面から見ると、好きなEVブランドトップ3に少なくとも1つの中国ブランドを挙げたEV購入意向者の割合は、アジア太平洋地域が30%に上った一方、中南米(ブラジル、メキシコ、コロンビア)が16%、欧州が12%にとどまったことが今回のデータから分かりました。また、中国のEVブランドを検討する最大の理由について、欧州の回答者はコストパフォーマンスが良いと思われること(59%)や安価でありながら魅力があること(51%)を挙げているのに対して、アジア太平洋の回答者はコストパフォーマンスをさほど重視していません。
本調査の結果から、消費者の意識が世代により異なることも明らかになりました。ミレニアル世代の回答者もZ世代の回答者も、中国のEVブランドの購入を検討する主な理由にコストパフォーマンスの良さを挙げた一方、信頼度では意見が割れました。中国ブランドに対する信頼度を、購買に至るまでの過程を構成する要素とみなす人は、Z世代が36%にとどまったのに対して、ミレニアル世代は41%でした。
EYグローバル自動車ソリューションリーダーのMartin Cardellは、次のように述べています。
「中国ブランドはこの12カ月間で、かなり目覚ましい成果を上げることができました。世界全体でベストセラーとなり、欧米市場に強引に割り込み、伝統あるメーカーの販売シェアを奪い始めています。中国ブランドは、消費者に魅力的な価値提案をし、同等のガソリン車やディーゼル車にはない機能を備えるテクノロジーを搭載した、手頃な価格帯のEVを充実した品ぞろえで提供しています。その一方で、アジア太平洋地域以外を中心に、ブランド認知度の低さと、信頼面の問題の拡大が依然として課題です。中国ブランドは今後も、現地でのパートナーシップやキャンペーンの強化に投資を行い、プレゼンス(存在感)のさらなる確立に取り組むとみています」
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